講義レポート

猫背の僧帽筋の気持ちになってみる

「オトコの姿勢学」講義レポート

変化の過程は違和感がつきもの

猫背を改善すれば、健康的にも印象的にもプラスに働きます。第1回目の講義は、なぜ姿勢に気遣うほうが良いのか、身をもって体験します。今期は将来独立開業を目指す、数字を扱うお仕事のメンバーが揃いました。しかし、ここでは数値化できない受講生が本来持っている感覚に気づいてもらうように促していきます。2人でペアになって、こんな実験をしてみました。

1)下を向いて「やる気十分です、がんばります!」と言ってみる。
2)姿勢を正して「やる気十分です、がんばります!」と言ってみる。

どちらが好印象で、気持ちが伝わるか推測できますし、面接でどちらを採用するかも歴然ですね。ただ、実際に体験してみなければ分からないことがあります。理屈ではなく、自分の感覚で体感する。姿勢は外から強制的に治されるのではなく、気づきを自力で治していくものです。慣れた姿勢が実は猫背だったりします。猫背から、その人の正しい姿勢に変化していく過程には違和感がつきまといます。そこを実感として受け入れられないと次のステージへ行けないのです。

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姿勢が悪い人の僧帽筋の気持ちになってみる

僧帽筋は、首から背中にかけてある一番表層の筋肉です。首を支え、肩甲骨を動かす筋肉ですが姿勢がもたらす負荷が肩こりを引き起こします。例えば、パソコン作業をしているときに頭が前に突き出ている人を見かけたことはありませんか?頭の重さは、体重の10%と言われてるので、体重60キロの人は6キロの頭を骨と筋肉で支えていることになります。いつも無言でがんばってくれている僧帽筋の気持ちになってみようと、6キロのペットボトルの水で体感しました。

1)腕を曲げて6キロのペットボトルを抱えている状態
2)腕を伸ばして6キロのペットボトルを持っている状態

腕がプルプルせずに長時間ペットボトルを持っていられるのはどちらでしょうか?てこの原理を思い出してみましょう。この実験を体感すると、あまりの負荷の違いに僧帽筋にいままでごめんね、と言いたくなります。今まで無意識だった自分の身体に目を向けてから、姿勢やウォーキングの改善に入っていきます。全5回を経て、姿勢改善+自分のイメージを持つと素敵な変化が待っていますよ。



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