毎回キャンセル待ちが出るほどの、人気講義「未来を歩く姿勢学」の男性向け講義、「オトコの姿勢学」が開講した。
「未来を歩く姿勢学」の卒業生の方々から「世の中の男性に、もっとカッコ良くなってほしい」との声もあったが、申し込まれた受講生の皆さんはそれぞれに目標・目的意識を持って、講義に臨んでいた。
特に、自分の「健康」について意識が高い方が多く、自分の身体の“正しい使い方”を知りたいという思いが伝わってきた。
初回講義に、座り姿勢の静止画像、歩き姿勢の動画撮影を行い、客観的に見ていると、受講生の方々がなんとなく「こうなっていくのかな」というイメージはあった。
しかしながら、講義が進むにつれて、自分が思っていた以上の成長曲線を描きながら学んでいくのがとても印象的だった。
どんどんとみんなの意識が変わり、こんなに楽しそうに歩く人たちを、見たことがなかった。
特に、身体の組織、仕組みについて知り、自分の課題・改善すべき点がわかったあと、それぞれにイメージが湧いたのか、最初は戸惑いながらも、少しづつ表情が変わっていくのが、特に興味深かった。
それは、講義の中だけに留まらず、普段の生活から意識が変わり、彩りのある生活に変わっていくのが伝わる。
そして、自分の中の「なりたいイメージ」に合わせて、自分をかたち作っていく作業を自分の中で行う。
自分のイメージをうまく表現できなかったり、自分の個性を遺憾なく発揮できていたり…。最初に考えていた、このスマホ・パソコン時代の姿勢矯正・意識改革以上の成長を、この講義はひとにさせられるのだと思えました。
実のところ、最初受講生は、仕事中PC作業中の正しい座り姿勢、スマホを見る時に注意すべきこと等に注視しているように感じた。
しかし、講義を通して、自分の健康を意識した姿勢改革はもちろん、自分の「表現する場」として講義自体が成長していったことを感じられた一ヶ月になった。
(text:第1期 キュレーター)