講義レポート

型を外した自分らしい着物スタイル

「東京KIMONO学」講義レポート

数年前に祖父の着ていた着物を譲り受けてから、着物というものに興味を持ち始めました。それをきっかけに普段着の洋服に羽織を合わせたり、着物をコートのように着たりと日常に着物を取り入れていました。そんな中、東京KIMONO学の講義の事を知りました。

初回と2回目の講義では着物の歴史、着物の種類を学びました。私たちが「~ねばならない」と思っている着物のルールについて、なぜ決まりになっていったのかを探ったり、着物の柄には複数種類がありそれぞれに意味が込められている事を初めて知りました。

3回目の講義ではテーマを設定しグループで着物のスタイリングを行いました。着物×Bar、着物×自転車、着物×Travelと多様なテーマが揃い、テーマに沿って小物を揃えたり、発表プレゼンは芝居仕立てがあったりとチームそれぞれに特色が表れていました。

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4回目の講義では着物を着ての歩き方について学びました。着物を着た状態での歩き方は決まりはあれど、“型”を学んでそこから自分なりに”型”から”外”していく、そして最後は”型”から”離”れていくという話を聞きました。それを聞いて守破離の概念を思い出し、まずは教えられた型を守り、そこから自分独自の型をこの先見つけたいと感じました。

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また、この講義終了後にKIMONO学のメンバーでYUKATA BARを開催しました。自由大学のこれまで講義なかでもの講義途中でこれだけのイベントが開催されたのは初めての事だそうです。学生時代の文化祭のような空気感がありとても楽しかったです。

スクリーンショット 2016-08-19 16.19.47 そして最終講義は受講生それぞれでテーマを決めて着物のスタイリングを発表です。テーマにあった写真や布、また自分が好きな物を集めてテーマを具現化するスクラップブックをつくる宿題があり、そのスクラップブックを見せながら着物をスタイリングする形でした。講義回数を重ね、受講生同士のキャラクターをそれなり知っていると、スクラップブックの内容がその人の性格や趣味が反映されているのがわかります。スタイリングのポイントやエピソードを聞くと、その人の新たな一面が発見できるのが良かったです。

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東京KIMONO学を受けて着物への熱量は上昇!ここで得た事を元に型を外した自分らしい着物スタイルを続けていこうと思います。

Edit: 第1期卒業生 池添真也さん



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