講義レポート

旅を語れる仲間の存在が、具体的な一歩を踏み出す大きな力になる

「じぶんスタイル世界旅行」講義レポート

じぶんスタイル世界旅行キュレーターの土肥麻梨子です。

2014年10月からスタートしたこの講義もちょうど1年を迎えました。私もこの講義の卒業生であり、非常に興味を持って講義を受講した一人でした。受講を決めた当時は、休みが少ない中で働きながら「自分だけの経験ができるような旅をしてみたい」と考えていて、何かヒントが得られるのでは?という期待をもって受講しました。思っていた通り、講義では自分なりの旅の組み立て方を学び、卒業後の今でも続く旅を語る新しい仲間を得ることができました。

旅の経験も知識も好奇心も旺盛な教授の森川寛信さんは、受講生の質問や疑問、困っていることに的確なアドバイスをしてくれます。旅の組み立て方などのスキルの話だけではなく、多種多様な旅をしている森川さんから繰り出される海外で遭遇した珍事件などの話は、聞いているだけで自分も一緒に世界を旅しているような感覚になります。

講義の第1回は「じぶんスタイルの旅とは何か?」というところから始まります。一般的な旅行のつくりかたとどこが違うのか?講義の中では、教授の森川さんのこれまでの旅の経験やそこで感じたことを写真と共に紹介。初めての個人旅行・世界一周新婚旅行そしてゲストハウスを建てた話など。旅を重ねるにつれ「じぶんスタイルな旅」にどんどん変化していく話にじっくり耳を傾けながら、これまでの旅・そして旅のスタイルを振り返ります。

第2・3回は「人生でやりたい50のリスト」に基づいて、自分の求めていることやチャレンジしたいことから、旅の要素を見つけ出します。人生でやりたいことにきちんと向き合ってみる。それを50個考えるのは、やってみるとかなり至難の業。しかし、そこを粘って捻出することで本当にやりたいことが次第に見えてきます。その後リストに浮かび上がる意外な共通点などを教授や受講生とのキャッチボールの中から見つけていきます。第3者の意見を聞くことで、自分では発見できなかった旅のテーマのヒントや種をみつけることができた受講生も多く、これがまさに「じぶんスタイル」な旅が生まれていく瞬間となります。

第4回では「マイマップの作成」と「旅の基礎知識」を中心にそれぞれの旅を深掘りしていきます。マイマップでは、自身のテーマが絞られた時点でどの国にどのように行くのかをマップに落とし込みます。教授からはより良い旅を創るために、旅の情報収集の仕方や航空会社のサービス、トランジットの上手な利用方法まで、旅を効率よく行うための裏ワザも飛び出し、それぞれの旅が組み立てられて行き、熟成していきます。

最終回は「じぶんスタイル旅行の発表会」。自分だけの「旅パンフレット」をベースにしたプレゼンでは、ユニークな旅のプランがたくさんうまれました。大事なのは自分の目的や興味のあることに特化した”実現可能な旅”であること。講義が終わった後に具体的な一歩を踏み出すために、発表中も受講生同士の意見交換が行われるなど、旅のプランはさらにブラッシュアップされていきます。

「じぶんスタイルな旅」とは「じぶんと向き合う」ことでうまれる旅。多くの受講生が悩み、試行錯誤しながら、自分の中にある旅への想いを形にすることができ、オリジナルな「じぶんスタイル世界旅行」を創り上げています。また、自分が本当に求めている経験や体験に耳を傾ける方法やそれをサポートしてくれる仲間に出会えることもこの講義の魅力です。この講義も3期を終了し、多くの受講生が実際に計画した旅を実行し、旅を語る仲間が増えています。

じぶんと向き合うことで、経験したことのない「じぶんスタイル世界旅行」を体験してみませんか?

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(text :土肥麻梨子)



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