講義レポート

旅の軸を見つけて伸ばすと、意識と行動が変わる

「じぶんスタイル世界旅行」講義レポート

こんにちは。「じぶんスタイル世界旅行」キュレーターの武谷朋子です。第1期受講生の正垣文さんから講義レポートが届きました。自分だけの旅をつくることを意識すると日常の過ごし方が変わる。旅を考えることって、普段の自分のことを見直すことにも繋がるのですね。そんな気づきをまとめてくれました。

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ちょうど旅行への熱が高まっていた時期にこの講義があることを知り、自分の中のわくわく感をもっと追求したいと受講しました。

海外旅行経験は2カ国だけ。初心者なのに受講して良いものか迷いましたが、心の声に従って正解でした。「じぶんスタイル世界旅行」というタイトルから、「自分だけの」旅を作る講義だというイメージをぼんやり抱いていましたが、まず取り組んだことはやりたいことを50個リストにすること。外の世界に向かうのではなく自分の内側を掘り下げることでした。

自分の軸を仲間とシェアをすることで生まれる刺激

何をやりたいのか。なぜそれをやりたいのか。どうしてそれが好きなのか。今まで何となく好きだったことに理由を見つけ、自分の軸を発見することは、想像以上に新鮮で楽しい作業でした。私の軸は美・食・音。その中の美に絞り、ピカソを巡る旅を作りました。

旅を作ると同時に、教授の森川さんやキュレーターの武谷さんをはじめ、皆さんのアイディアや旅行経験をシェアできたことが刺激的でした。こんな場所があるのか。こんな祭りがあるのか。たくさん学ばせていただきました。同じ分野に興味を持っている方も多く、面白そうなことを教えていただき、行ってみたい場所が増えました。

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軸を伸ばすことを意識すると、時間の使い方が変わる

講義で学んだ「軸を見つけて、伸ばす」ことは、卒業後も生きています。海外に行くことに留まらず、今いる場所でも「じぶんスタイル」は作れるのだと。たとえば時間を何に使うか。「これで良い」ではなく「これが良い」と思うことに使いたい。また、興味あることが遠くにあるのなら、来るのを待つのではなく、自分が行けば良い。こんなふうに考えられるようになったのも、この講義のおかげです。先日もピカソを見に名古屋まで行ってきました。軸を伸ばすことを意識すると、関連文献の読書も進みます。最近は日本の美への興味が一層深まっており、今まで以上に美術館に行く頻度が増えました。次に目指すは世界です。

こうしている間にも、メンバーがどんどん海外に旅立っていて、様子を知るたびに刺激を受けています。私も第一歩として、つい最近パスポートの更新をしました。「そこからか!」という感じですが、今年は世界進出を実現したいと思います。

(text:「じぶんスタイル世界旅行」第1期 正垣文さん / photo : 武谷朋子)



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