ブログ

クリエイティブチーム日記vol.66 「子連れおうちパーティーのススメ」小酒ちひろ

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります

diary_title

クリエイティブチーム日記は、毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。今週は小酒ちひろ@NYです。

先週は第二子を出産した和泉里佳さんの哺乳類活動の途中経過が報告されましたが、私もNYで哺乳類活動を続けております。こちらは1歳3か月。睡眠不足で脳内トラベルに出るのも懐かしい、今や自我が芽生え、一緒に絵本で脳内トラベルする日々です。この時期日本では来春から入園する幼稚園が決まるそうですが、こちらは来年秋から入園する幼稚園の見学に行き始めました。日本より早く2歳から(園によってはもっと早くから)入ることができるのです。今からわが子の1年先の姿なんて想像もつかず、どうしたものか。ぴんとこないものの、どこに行っても子供たちはみんな笑顔でのびのびしていて、楽しそう。授業料もそれぞれですが、2時間×週2日で年間40万円ほどかかったりもするので、家計のやりくりもどうしたものか。哺乳類後の人間生活がどんどんスタートしだしております。

ところで、NYはハロウィンからサンクスギビング、クリスマスとお祭りシーズンが到来しています。子供が大きくなるとこうしたイベントも一緒に楽しめるのがうれしいですね。先月は日本からNYへ出張されていた、おうちパーティー学教授の飯野登起子さんとハロウィンパーティーをつくりました。集まったのは2015年生まれの子供をもつ5家族。子供はもちろん仮装をして、バルーンで遊んだり、一部は大人とおなじご飯を食べたり、ジャコランタンのクラフトを楽しんだり。やる前は赤ちゃんがいて、こんなにいろいろできるかしらと思ったことも、やってしまうと意外とできてしまうのは発見でした。それはもちろん飯野さんという最強の助っ人がいてくれたおかげではあるのですが、二人で「おうちパーティー学の学びが生きてるよね」と話していたのでした。

161114halloweenparty

そう。学んだことってちゃんと自分の中に残ってるんですよね。いまは東京でおうちパーティー学をキュレーションしていたときとはまったく違う生活だけど、私の中に蓄積されてきたことは消えずにちゃんとここにある。おうちパーティーをやりたいという思いの背中を押してくれたのは飯野さんであり、夫であり、こちらでできた仲間たち。東京とNY、過去と今、ウチと外。いろんな自分が交差するようで不思議な感覚。飯野さんが自由大学にいたときの自分も連れてきてくれたような気がしました。

いろんな顔の自分が出たり入ったりしたおうちパーティー。それは、赤ちゃんがいようがいまいが、東京だろうがNYだろうが、自分が好きなことは変わらないし、楽しいことはやっぱり楽しいということを感じさせてくれた。子供と向き合い、この子の好きなことはなんだろうと子供の方に寄り添っていきがちだけど、私の好きなことを一緒に楽しむのもたまにはいい。「おかあさん」だけど、「おかあさん」でない顔も出る。子との時間の中に、そんな時間を織り交ぜていくのもいいかもしれない。少し狭くなっていた視野が広がった気がします。こんな学びまで生まれちゃうおうちパーティー。そろそろクリスマスパーティーの作戦も練ろうかな。

(テーブルスタイリング・撮影: 飯野登起子さん)



関連するブログ