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清水宏さんと打合せ「スタンダップコメディ学」

笑いでつかむ話芸を極める新講義が生まれます

 

こんにちは、運営の深井次郎です。

5月のGWではありますが、ぼくたち運営チームは新講義の打合せです。全国で舞台に立つため多忙なコメディアン清水宏さんを、やっとのことでつかまえることができました。もう間もなく、正式にリリースできると思いますが、だいたいこんな方向の講義になりそう。

スタンダップコメディ学
笑いでつかむ話芸を極める

●ひとことで言うと、話す立場にあるビジネスマンクリエイターがユーモアトーク技術を身につけられる講義です。

「できる切れ者」よりも「面白い人」に、ぼくたちは惹かれるものです。ビジネスマン、クリエイターにとって、プレゼンや打ち合わせでトークをする機会は多くあります。リーダーや教師など「話す仕事」の人たちは特にですよね。スピーチ術と題するビジネス書では「出だしはユーモアでつかむ」「5分に1回は笑いをとる」などとアドバイスされていますが、そもそも「ユーモアとは何か」「どうしたら笑いが取れるのか」ここが難しいわけです。笑いでつかめれば、相手の心はオープンになり、こちらの変わった主張も受け入れられやすくなる。ただ、それはわかってるけど、「笑い」が一番難しいんですよ。驚かせる、悲しませる、怖がらせる、などに比べて、圧倒的に難しいのが笑わせること。だからこそ、自分のトークによって笑いの波紋が広がったあの瞬間のエクスタシーは無上の喜びがありますよね。

「自分の考えを、もっと自由に楽しく語れるようになりたい」

しかし世のビジネススクールでは、「感情を動かす」部分、特に「笑い」を学べるクラスがなかなかありません。だったら自由大学で「笑いのスピーチ講義」をできないかなと。

●そんな動機から、今回教授としてお声がけしたのが清水宏さんです。清水さんは、コメディアンで、日本スタンダップコメディ協会の会長。日本のお笑い芸人は言葉の壁から世界に挑戦することを躊躇する中、英語や現地語を駆使して、マイク1本で世界中の舞台に立ち、観客を笑わせています。世界で最も有名な演劇祭のひとつ「イギリス・エジンバラ・フリンジ・フェスティバル」にたった一人で乗り込み、現地サイトより4つ星を得るなど、評価されている実力派です。「世界で一番笑わない」と言われるロシア人を笑わせに行ったり、誰もやらない挑戦をし続けています。これは銀座のライブハウスでの映像ですが、観客を巻き込み、意味なくHOTにさせているのがわかるでしょう。

●今回の講義では、「スタンダップコメディ」という表現方法を身につけることを目指します。スタンダップ・コメディ(Stand-Up Comedy)とは、欧米で主流のコメディショーのことです。「たった一人でステージに立ち、マイク一本で笑いをとる」という極めてシンプルで自由なもの。身の上話はもちろん、政治・経済・宗教・下ネタも遠慮なしに、ありとあらゆるものを笑いにして斬りまくるのが基本的なスタイルです。「その視点はなかったわ!」と新たな考え方に納得させられたり、確信を突いた皮肉にニヤリとしたり。

日本のお笑いや漫才と言えば、ボケと突っ込みの2人組で観客を楽しませるスタイルが主流ですが、欧米ではひとりで、自身の体験や皮肉などを交えながら、面白おかしく語る「スタンダップコメディ」が根付いています。ハリウッド俳優ロビン・ウィリアムズ、エディ・マーフィー、ジム・キャリーなど、多くの個性派スターも「スタンダップコメディ」の舞台出身です。

●笑いをとるためには、よく練られたスクリプト(台本、ネタ原稿)も、演劇的な表現力も必要になります。頭脳、感性、身体表現、すべて駆使します。そして、準備したネタだけでなく、インプロビゼーション(即興)もできるようになった方が良い。インプロというテクニックは芝居の世界では必須だけど、話す人すべてに必要なテクニックでしょう。スタンダップコメディを学ぶことで、あなたのトーク力は一つ上のレベルになるはずです。

乞うご期待!



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