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この秋、自由大学が掲げる「READY STUDY GO」 <後半>

クリエイティブチーム対談 βチーム編(岡島悦代、岩井謙介、増田早希子)

前回は、αチームメンバーの丁々発止な雰囲気をご紹介しつつ、「READY STUDY GO」への意気込みをお届けしました。続いて後半では、独特のリズムが癖になるβチームが抱く熱くてクールな野望をググっとお伝えします。(フリユニピープル編集部)

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左から、岩井謙介さん、増田早希子さん、岡島悦代さん

Q1. スローガン「READY STUDY GO」に寄せて。みんなが学びモードになるのはどんな時?

岡島
私が学びモードになるのは、ちょっとした違和感を感じたとき。会話をしているとき「どうしてこういう発想をするのか?」とその人のバックグラウンドを探りたくなったときですね。あと音楽や映画、アート作品などで自分が好きな感覚に出会ったとき、どういったものをインプットしてそれが出来たのかを調べたいとき。要は文脈を調べたいときに学びモードになります。例えば岩井くんはどんなときに学びモードになりますか?

岩井
何かが壊れたとき学ぶ必要があるなと感じることが多いですね。本当にモノが壊れちゃったときもそうですし、自分の中でこうじゃなきゃいけないということが壊れたときも。壊れたことにがっかりするよりは、なんでそんなことが起こったんだろうという好奇心で、調査開始というか。どうやったら直るか調べたりします。

Nordic Lifestyle Marketの企画や運営も手がける岩井さん

Nordic Lifestyle Marketの企画や運営も手がける岩井さん

岡島
人間関係が壊れそうなときは、壊れる前に手を打つでしょ?

岩井
そんなことは今までなかったような気がします。

岡島
え~、彼女と別れるとかもないの?

岩井
あ、それはありますね…

岡島
なんで別れたいのかとか話し合わないの?

岩井
あ、それは話し合います。

岡島
岩井くんは今、骨董に夢中だから人間には関心ないのかと思った。

岩井
人間関係というから、仕事とかチームのことかと…。なんか熱くなってきました(汗)

岡島
さきちゃんはどう?

増田(さきちゃん)
何かやっていて自分でうまくいかなくなったときとか、壁にぶつかったときに、なんでだろうと思うと学ぼうとします。あと凄いと思った人に出会ったときに、どこが凄いんだろう、自分とは何が違うんだろうと。どうしたらその人みたいになれるのか、考えて研究したくなりますね。

岡島
さきちゃんは、人に刺激を受けてそこから學びがはじまるのね。

明るい妹キャラの増田さん

明るい妹キャラの増田さん

Q2. 9月からメールマガジンをリニューアルしました。編集のこだわりは?

岡島
今月からメルマガを増やし、テーマの「READY STUDY GO」を各人が咀嚼して2週間に一度コラムを書くチャレンジを始めましたけど、アウトプットしたことで得られたものってある?

岩井
メルマガを編集する視点としては、普段は言語化しないことを整理して発信しようと思って挑戦しています。読者が「あ~そうそう!そういうことを言いたかったんだよね」と、腑に落ちる感じが理想です。

岡島
自分の内側にあったんだけど、どう言語化したらいいかわからなかったことが言葉になって目の前に現れてくれると嬉しいよね。

岩井
よく「自分には考えがない」って人がいるけど、実は言葉にしようとするとまとまってくるものだと思うんですよね。それが読んでくれる人に伝わるといいなと思います。

岡島
自分の中に沸き上がったものを、言葉を探しながら表現するのはどんどんやったほうがいいと思う。たとえ心にある何かは上手に伝えられなくても、受け取った人はなんとか読み解こうという意識が働くから、コミュニケーションが成立するってことがあるよね。

岩井
個人のありかたを考える、実存主義です。

岡島
さきちゃんは、メルマガを書いていてどう?

増田
私は連載2回目にして方向性を変えました。自分がステキだなと思う人をインタビューすることにしたんです。元々は日記とかで文章を書くのが苦手で、真っさらなものから紡ぎ出すよりも、自分が知りたいことを聞いて書いた方が面白いし、楽しくできそうだから。やるからには楽しんでやりたいので。

岡島
そうそう、研究テーマを設定したんだよね。

増田
「LADY STUDY GO」でステキなレディになるにはどうしたらいいかを研究するんです。

岡島
パジャマでポテチを食べながらね、ポケットで塩を拭いたりしてね。

岩井
そうなの? すごくお洒落にきちんと暮らしている人なのかと…。

岡島
あれれ、みんな知らなかったみたいよ、黙ってればよかったね。

 

Q3. 自分がいることで、自由大学に持たらせるもの。クリエイティブチーム内での役割は?

増田
得意な事かはわからないけれど、行動力があることかな。私はチームの中で一番自由大学っぽい人物だと思うんです。会社員時代に悩んでいて、自由大学に影響を受けて、働き方や生き方が大きく変わったところが。だから今悩んでいる人の目線に立って、企画できると思います。受講生の理解者というスタンスですね。

岩井
僕は、カテゴリーの違うモノをリンクさせるのが得意かな。いまメディアを編集したり、マーケットをつくっていて。それぞれの場で起こったことや発見したことを、別の場に当てはめて別の形を作るような、思考のジャンプが得意ですね。それとね、大企業を辞めた経歴がみんなの参考になるかもしれない。「俺の背中を見ろ」じゃないけど、組織を出て、独立してどうなっていくのか、「こういうやり方があるんだぜ」というモデルをしっかりつくるのが、使命かもしれない。

岡島
水族館から海に出ちゃった魚だね、ああ、あいつ出ちゃったよ… みたいなこと。二人はそれぞれ大きな組織と独立系2つの世界を経験していて、それを比較できるのは良いよね。それぞれのいいところを取り込んでやっていっているのが強みだよね。それぞれ受講生のロールモデルになれているってことがいいと思います。岩井くんとさきちゃんをチームで組んだのは、編集などに慣れていて実務能力のある岩井くんの計画性をさきちゃんが学べるといいかなと思って。考えすぎてしまう岩井くんをいい感じにおっとりしたさきちゃんがフォローできる面もあるし。お互いにいい影響がありそうだなと。岩井くんは全部自分でやらないで、人を動かして物事を進めるということにも取り組めるね。

岩井
僕は良くも悪くもなんでもできるんですよ。だからいま、なんでも一人でやってしまおうとするのを、どこまで人に任せられるかがチャレンジなんです。それがこのβチームでできるようになるといいですね。

増田
岩井コーチ、ついていきますので、よろしくお願いしますっ!

岩井
さきちゃんには共感力があるんですよ。場が明るくなるし、癒される。そして、あんまり細かいことを気にしないので、彼女といると「俺って小さい男だな」と思ってしまうこともあります(笑)

増田
岡島さんはコーチというより、癒し系リーダーですよね。

岡島
へー、なるほど。私はカオスから調和をもたらすのが得意です。カオス状態はエネルギーはあるんだけだとそのままだと何も生まれないので、なにかしら秩序を見出して形にすることではチームに貢献できているかな。

岩井
岡島さんがいると安心します。

岡島
ほんとう? 刺激的というより、癒されるとはよく言われるけど。そのほうが無理なく自然体で関われる気がしてます。観音菩薩が33の姿に化身して衆生を救うって話を聞いたことある?アイデアを形にするとき、そんなイメージでクリエイティビティが発揮されてるな、と最近思います。

運営事務が仕事ではない、ということでクリエイティブチームという名が付いていて、個性的な教授やキュレーター、受講生たちが自由大学らしくあるには?ということを常日頃考えて仕事をしています。自由大学では大人になってから長く付き合える相手に出会える、学んだことを仕事に活かして生きていくこともできる可能性が多くあります。メルマガなども活用して、もっと個性と個人を橋渡しできるような仕組みをつくっていきたいと思っています。そういう場で価値観を共有できる仲間と何かはじめたりしながら、自分なりの問題設定をして、一生学びつづける状況を作っていったら、どんなことが起きても動じずに生きていけるよ、というのがREADY STUDY GOにこめたメッセージなんです。

今まで書いたコラムはこちらにまとめられています。

 

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クリエイティブチーム5人揃って。「このメンバーで自由大学運営を盛り立てていきます。一緒に盛りあげてくれるひと、いつでもウエルカムです」

 

自由大学READY STUDY GO

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( 構成、文、撮影:ORDINARY



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