クリエイティブチーム日記は、毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。今週は、和泉里佳です。

今日はちょいと、学びから始まるコミュニティの話を。

これまでいろいろな講義を企画しやってきたけれど、その中でもちょっと変なの（いい意味でね）が、2012年から4年続けてきたアメーバワークスタイル。自由で変幻自在な働き方を探求しようという講義。ライフスタイルによって働き方も柔軟に変えていっちゃえとか、会社員とかそういう枠に捉われずいろんな仕事をしたりしようとか、未来の働き方はもっと自由で良いじゃないかということを考えていた。「二足のわらじ」という言葉もよく聞くけれど、何となく「わらじ」じゃない気分。2でも3でも10に増えても、はたまた時には減ったっていい、そんな変化し続けるイメージ、それを「アメーバ」と言ってみた。そんな働き方ができたら、面白い。繋がったり、離れたりしてもいい。しかも人それぞれ全部形が違う。それがアメーバワークスタイルの名前の由来。

4年続けていると、みんなどんどんアメーバ化していて、私なんかよりよっぽどヤバイ人がたくさんいる。東京はもちろん、島とか山とか日本中のあちこちに移住して面白そうな仕事を始めてる人はたくさんいるし、海外で起業したり、世界一周の旅に出たり、留学したり、こども産んだり、いつの間にか自由大学やゲストの会社で働くようになってたり、卒業生同士で結婚したカップルも。

フリユニピープルで紹介されている卒業生インタビュー「FLY（フライ）」にもアメーバ仲間の一部が登場してます

IIDやIKI-BAで講義が終わったあと夜遅くまで飲みながら語ったり笑ったりしていた仲間たちも、COMMUNEに来てから一緒にランチしていた仲間たちとも、お互いそれぞれ様々な変化を経て久しぶりに再会すると面白い。つい最近も、未来の人間の仕事はどうなっているんだろう？と公園でふと語ったり、お互い子どもを連れて子育てしながらどう面白く暮らし働くかについて話したり。講義の時に何かを得てぐっと変わってくる雰囲気や表情も好きだけど、それから数年経ってお互い変化しながらするちょっと熟成された意見交換のようなものも、たまらない。

学びから始まる仲間とか友達。それが集まってコミュニティ。箱をつくって埋めるのではなく、人が集まってジャムになる。みんなで会うのも面白ければ、2人でじっくり話せるとまたちょっとした深さが心地良い。そんないろいろな繋がり方・関わり方を楽しめるのもコミュニティの良さなんだろうなあ。「学んだ後が面白い」とは自由大学で昔から言われてきたことだけど、本当そうですねえ。どの講義でも。

アメーバワークスタイルの講義では私がキュレーターとして問題を投げかけたり、何らかのインスピレーションを得られるような仕掛け（？）を用意したりはするけれど、何かを教える訳ではありません。みんなの閃きと行動こそがそれぞれの学びや変化に繋がっている。先生と生徒みたいな縦の関係性じゃない、でもちょっと特別な仲間でもあるようなキュレーターというのがとてもスキだし、多分性に合っているのかも。来月開講予定の9期は、初めての土曜日クラス。最終日にはこれまでの全体の同窓会なんかもやっちゃおうかと企んだりして、さらなる増殖アメーバが今からとても楽しみであります。

ちょっとしばらく子どもと思いっきり遊んでみることにした和泉（経緯は前回の日記をどうぞ）、最近はおおよそどこかの公園にいたりして東京アウトドアライフな感じでありますが、出かけながらいろんな卒業生に会ってその後を聞いたりしてみたいな〜なんて思ってます。子連れで参上するのでよかったら連絡くださいね。なんちゃって。

先週2歳の娘が撮影してくれたシブヤ街角スナップ(?) 油断すると100連写くらいされる