乾物をもっと自由にダイナミックに
元々は身近な存在だったはずの乾物。でも今はなかなか手にしづらいという人も。面倒そう、古臭い、どれも同じ味…。そんな先入観が乾物の魅力を見えづらくしているのかも知れません。でも、少し見方を変えてみると、乾物は無限大の可能性が拡がる食材なのです。乾物でこんな料理が作れるのか、こんな使い方があったのか!講義で知れば知るほど乾物の世界の広さや深さに気づくはず。乾物をもっと自由でダイナミックに。「乾物のある生活」を取り入れることで食卓が、そして暮らしがぐんと豊かに変わります。
乾物の特性を知りちょっとしたコツや段取りさえ覚えれば、実は手間要らずな食材。
そして驚くほど活用が豊富。和食に限らずエスニックやイタリアン、前菜からスイーツまで!五感を使って学ぶ講義では、発想や工夫次第で世界がどんどん拡がります。教授による料理デモと試食タイムは毎回驚きの声があがります。
買い物に行く時間がない。メニューが足りない。こんな時も乾物の出番。買い置きしやすく冷蔵庫がいらない乾物はエコで便利な食材。食べる分だけ戻せばいいので無駄もでません。さらに、いざという時には栄養価が高い非常食に早変わり。消費しながら買い足していくというローリングストックな生活ができるようになります。講義ではこのような意外な視点での乾物活用法や可能性も学びます。
軽くて保存性がある乾物は、世界の裏側からの長時間の輸送も問題なし。今まで見たこともない食材に出会うことも。乾物は地域に根ざした食べ物。乾物を学ぶことはその土地の文化や歴史を学ぶことにもなります。そして、先人たちが築き伝えてきた知恵を、今にアレンジしながら未来に繋げていくこと。これも「乾物のある生活」の思いです。
私たちは、世界のさまざまな地域や日本各地の「乾物(≒DRY食材)」の情報を発信していこうと、「一般社団法人 DRYandPEACE」を立ち上げました。乾物の知識、技術、簡単な使い方、おいしい食べ方などを紹介するほか、DRYなFOODでDRYなLANDを潤す「乾物ドライカレーパンプロジェクト」を進行中です。
乾物の味わいや食感を広く楽しみながら、乾物から広がるPEACEな世界に目をむけ、なんらかの行動につなげていくことができたらうれしい!そんな思いで、みなさんと一緒に講義を進めていきたいと思っています。
・「深くて美味しい」という”PEACE”
乾物の世界は広く深く、おいしい! 和食だけでなく、様々な料理に使える食材。
・「常温保存ができる」という”PEACE”
冷蔵庫がなくても長期保存がきくので、いざというときの備えにも。ちょこちょこ使いながらの備蓄が可能。電気に頼りすぎない生活も意識。
・「乾燥して軽い」という”PEACE”
軽いので輸送時のCO2の削減も。普段の買い物もラクラク。冷蔵庫もいらず、軽くて栄養豊かな乾物なら、飢えている人に食べものを届けることだってできるかも。
・「無駄なし、ゴミなし」という”PEACE”
乾物は、皮をむく、切るなどの下処理がしてあるので、台所でゴミが出ないのも嬉しいポイント。使いたい分量だけ使って残りは保存がきくので無駄が出にくい。
・「地域に雇用を生むかも」という”PEACE”
捨てられていた野菜や果物も乾燥させれば新たな価値が。地域にミニビジネスが生まれる可能性も。
(第17期募集開始日:2017年7月19日)
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