「旅学」第8期・4回目の講義は、ライター・カレー評論家であり、”はぴい”さんの愛称でカレーブロガーとして広く知られている飯塚敦さんをゲストにお迎えしました。
飯塚さんが講義のために用意してくれたのは、ロティ(小麦粉のみで作られた伝統的なパン)とタンドリーチキン。素朴でありながらびっくりするほど美味しいものでした。飯塚さんのお話で印象に残っているのは、インドではナンが普通ではなく存在すら知らないインド人もいるということ。
もう一つ印象に残ったのは「東京はたくさんの各国料理が食べられ、都市に住んでいながら自分の行動次第で世界各地への旅の疑似体験がいつでもできる」ということ。例えば、埼玉県八潮市にはパキスタンの方がたくさんいらっしゃるとか。都内及び近郊には外国人が形成したたくさんのコミュニティがあり、それぞれに必ず美味しいレストランがあるのだそうです。
「旅学」メンバーの間でも”都心で世界を旅しよう”というテーマで様々な各国料理をリポートしよう、と盛り上がりました。私は、あらためて東京の近くに住んでてよかったと思いました。自分で行動さえすればたくさんの旅ができるのだから。
「日常と旅のリンク」という旅学のテーマに直結した素晴らしい飯塚さんのお話でした。
(「旅学」サポーター/影山和貴子)