講義レポート

サバイバルとインディアンの関係

「地球と遊ぶサバイバル」講義レポート

地球と遊ぶサバイバル」キュレーターの高澤です。
今回はいつも川口教授が授業の最初にお伝えしていること、サバイバルとインディアン(ネイティブ・アメリカン)の関係について、お話します。

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サバイバルというと、自然に抵抗して生き抜くような強く激しいイメージをされることが多いようですが、この講義では「地球と遊ぶ」と講義名にも付いているように、それとは真逆と言っていいくらいのイメージでサバイバルという言葉を捉えています。地球(自然)の恩恵をどうやって取り入れて有効活用していくのか、そんなアプローチでサバイバルの講義を行っています。

この講義で参考にしているインディアン同様、アマゾンの奥地の部族やアボリジニなど、大地と共に生きる人々の生活はとても似通っている部分が多いとか。自分たちと自然との距離をとても近くに感じるために、さまざまな工夫を行っていたそうです。彼らの生活をサバイバルという言葉を使って表現する事はありませんが、サバイバルを「生き抜くこと」と定義すると、彼らの生活は正しくサバイバルに他なりません。

そんな実生活から生まれてきた知恵を借りるためインディアンの自然へのアプローチ方法を紹介しながら講義を進め、サバイバルというものを考えていく、そんな講義になっています。サバイバルとインディアンというとあまり接点がないように思われるかもしれませんが「生き抜くということを知っている人々」と考えれば、距離が近くに感じられるかも知れませんね。



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