講義レポート

アクセサリーで、見た目をマネジメントする、

「スタイル発見学」講義レポート

こんにちは、「スタイル発見学」キュレーターの小酒です。
前回のレポートでは、生徒さん達がいろいろなネックレスを付け比べているところにお邪魔しました。

実は講義を見学しながら内心ドキッとしていたのですが、家に帰って来てから自分のアクセサリーを見てみると、実験で使われていたパールのネックレスもエスニックなネックレスも両方持っていることに気付きました。なんとなく使い分けはしていたけれど、それは「シーン」によるもの。たとえば、相手に柔らかい印象を与えたいときは「パールのネックレス」とか。
でもそれは微妙に間違っていたようです。
生徒さんたちはパールのネックレスが似合う人ばかりではなく、エスニック調のネックレスがハマる人がパールを付けても「無理してる」感じにしかならなかった。
言葉にすると当たり前のようですが、これをやってしまっていた。みなさんも自分の手持ちのアクセサリーを一度見返してみてください。意外と統一感がなかったりしませんか?

それは極端に書くとこういうことだと思います。
恋人の前では「かわいらしく」→花柄やシフォン素材で可憐な服装
友達の前では「親しみやすく」→デニムやボーダーでカジュアルな服装
会社では「しっかり者」→シャツやパンツなどキッチリした服装
しかし大事なのは、パールやエスニックといった表面的なことではなく、上記で言うと「→」よりも前に書かれている「かわいらしさ」や「親しみやすさ」といったビジョン。
だけど、それを言葉のイメージのまま、「花柄」「デニム」「シャツ」といったアイテムに置き換えてしまうと、似合えばいいけど、似合わなければ、「かわいらしさ」も「親しみやすさ」も伝わらない。目的を達成できていません。
講義でネックレスを付け比べてわかったことは、スタイルに自分の軸がないと、自分らしさもなりたい自分も伝わらないということ。
「相手に柔らかい印象を与えたい。そのためには、私は○○なスタイルが似合うから、 パールを取り入れよう」とか、「パステルカラーのシャツを着よう」となるわけです。
同じ「柔らかさ」を出そうと思っても人それぞれ手段は違うわけですね。
私は普段、「似合う服」は意識していて、雰囲気を変えるのにアクセサリーを多様していました。ただ、アクセサリーだけでイメージを変えようと言うのは無理があったみたいです。
服装もアクセサリーはもちろん、髪型や靴、カバンも考えてトータルでスタイルをつくっていく。こうしたポイントを少しずつ抑えていくことが鉄板ラインを作る秘訣かなと思いました。
そして最後に、教授からコーディネートをつくるときのワンポイントアドバイス。
それは「3点ルール」
色や素材、モチーフなど何でもよいのでコーディネートの中に
3つ同じカテゴリのものを入れる。

そうすると、コーディネートに一貫性が感じられ、オシャレに見せることができるそうです。見せたい自分に合わせて、この「3点ルール」を活用していくと、より効果的に自分を表現できそうですね。
最初はなかなか難しいですが、少しずつ実践していきたいと思います。



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