講義レポート

こんにちは。旅から学び、自分らしい仕事や生活につなげていく講義「旅学」サポーターのこうの ひろゆきさんから講義レポートが届きましたのでご紹介します。


旅学第4回のテーマは「旅の醍醐味’食文化’」。
ゲスト講師は、台湾に魅了され何度も足を運んでいるという料理研究家の飯野登起子さん。今回の講義では、台湾ローカルフードを味わいながら、食文化やその魅力についてのトークセッションが行われました。
台湾は、先住民族と中国文化、そして他のアジア諸国の文化が見事に融合した魅力溢れる島国。先進的な都市空間と、雑然とした屋台などノスタルジアが共存しています。
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まずは、そんな台湾を先日旅したばかりだという飯野さんが、旅のスライドを見ながらエピソードを語っていきます。スライドには、夜な夜な食べ歩いたという夜市の料理や食材などローカルフードの写真がいっぱい。
中には一見怪しげなものも混在しているところがまた台湾のひとつの魅力でもあります。そのカラフルなスライドからは、台湾の「庶民の暮らしの熱気」と、飯野さんの「食への情熱」が伝わってきます。
さて、スライドを見ながら「食」を中心に話が進んでいると、あちらこちらから「お腹すいた~」という声がもれ聞こえてきます・・・。休憩を挟んで、お待ちかね台湾ローカルフードの登場です。
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魚のすり身を丸めたつみれスープの「魚丸湯(ユィワンタン)」と、油揚げの中に豚バラ、ビーフン等を詰めて、煮汁を加えてから魚のすり身でふたをし蒸し器で蒸して、甘辛ソースをかけていただく「阿給(アゲイ)」。
二品の料理が出てきた時の受講生のうれしそうな顔。立ち上がって鍋の中を覗き込んでいました。「食」が人をどれほど引きつけて、どれほど楽しませる力を持っているのかを感じた瞬間でもありました。
気分を出すために、料理の器やレンゲなども飯野さんが現地の屋台で使われているものを用意してくれました。窓を開けて夏の風を受けながらアツアツの台湾ローカルフードを食べていると、ちょっと台湾の屋台で食べてる気分に浸ってきました。そういえば、夜に屋台で何かを食べるって、なんだかもうそれだけでワクワクしてくる感覚ってありますよね。
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目で、鼻で、そして舌で、ローカルな台湾を味わうプチ・トリップを体験して、受講生からも「台湾行ってみたくなった」という声が聞こえます。
面白くて身近な国、台湾。来週末にでも「台湾の夜市、食い倒れの旅」でも行ってこようか本気で考えた講義でした。
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【講義データ】旅学
[日程]金曜日 19:30 – 21:00 7/1, 7/8, 7/15, 7/22, 7/29(全5回)
[会場]世田谷ものづくり学校内 2F 207教室
[教授]SUGEE
[ゲスト]中川太郎(写真家)、加藤直徳(雑誌TRANSIT編集長)、飯野登起子(料理研究家)
※1回だけの聴講制度もできました。
各回のカリキュラムやゲスト情報は旅学講義ページをご覧下さい。
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