講義レポート

良質な記録を積み重ねる、分析する

「‘流れ‘をつくる手帳学」講義レポート

‘流れ‘をつくる手帳学第1期が終了しました。教授、キュレーターともにどのような方が手帳学に興味をもってもらえるか?とても楽しみにしていました。

実際に参加頂いた受講生の手帳に対する向き合い方はさまざまで、それこそ全く手帳をつけた事のない人から、仕事やプライベート含めて、かなり深く記録している人まで。

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‘流れ‘をつくる手帳学の講義では講義の主軸のひとつとして「記録」と「分析」を学びます。初めての期を終えての所感は後者の「分析」という部分に大きな学びを感じてくれた方が多かったようです。

未来へのアクションのためには現状の「分析」が必要です。未来へのヒントは良い事も悪い事も過去にあります。それが手帳に記してきた「記録」です。

すでに試行錯誤しながら今まで行ってきた「記録」、それを使わない、または使えないのは、とてももったいない。講義ではトレーニングとして受講期間中に日記を付けてもらい約一ヶ月分の内容を各自「分析」を行いました。

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一ヶ月の間だけでも自分がどのような事に注目して生活しているか?どのような感情の偏りがあるか?それらに対してどのように対応しようとしているか?などを書き出すと、普段ではなかなか気付かないキーワードが浮き上がってきます。

ここでの気付きがなかなか面白い。今回は日記というテーマで行ってもらいましたがそのテーマは仕事でも、学びでも何でも応用できます。

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分析の元となる記録も当然大事。自分の目的に合わせた良質な記録があってこそ精度の高い分析に繋がります。

すごく簡単な一例を。

日記の内容が例えば「今日、上司に怒られた。凹んだ」だったとします。ありがちです。凹んだあなたは、なぜ怒られたのか?怒られない為に何をすべきだったのか? 今後どうするべきなのか?「今日、○○が原因で上司に怒られた。今後怒られない為に○○しよう。」といった内容の方がベターです。凹んでいるだけでは進歩はありません。原因を理解し、改善すべき事が見える書き方。この様な良質な記録の積み重ねを分析するともっと明確な道標が出てくるのです。

もちろん、良質な記録も分析も一度行っただけで自分にとってのベストなやりかた方法が身に付く訳ではありません。どの手帳やアイテムを使うかも含めてこれから卒業生達の試行錯誤は始まります。

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さらに、5回の講義終了後も早速勉強会などを卒業生同士で盛り上がる取り組みも行われ、これからも定期的にお互いの進捗や情報共有などしていく予定です。このようなひとりではなく、みんなで深める学びは自由大学ならではの楽しみでもあります。

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‘流れ‘をつくる手帳学はまだ始まったばかり。これから講義も受講生もどう成長していくか?とても楽しみです。

(text:「‘流れ‘をつくる手帳学」キュレーター/八住敦之



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