2011年からスタートした「未来を歩く姿勢学」、その後スタートした「オトコの姿勢学」の合同同窓会を7月に開きました。姿勢学はこの7月でちょうど9年目に入り卒業生も100名を超え、改めて自由大学という場と時の流れ、そして受講生によって講義が磨かれ大きく育まれたと感じています。
この姿勢学では、姿勢がいい悪い・歩きがキレイかどうか、という事だけではなく「未来を歩く」の言葉通り、自分がどうありたい・なりたいかを掘り下げて歩きで体現していく講義です。
受講のきっかけは
・姿勢をもっとキレイにしたいけれど、どうすればよいのか分からなかった。
・昔から猫背と肩こりの悩みがあり、また太りやすい体質も姿勢の問題が絡んでいると思った。
・普段人前に出ているが、姿勢に関しては客観的に指摘されることがありません。くせの現状を知りたい。
・今より少しでも自分に自信が持ちたい。
というものが多いのですが、
受講後は
・姿勢を正して歩く事だけにとどまらず、こだわりや人からのイメージに縛られる事からも解放されました。
・肩こりの軽減や姿勢の改善といった身体的な面でだけでなく、自分のこれからの人生を豊かにするヒントをたくさん頂けて、気持ちが前向きに、そして軽やかになりました。
・人からの視線を気にして受講したが、「自分は自分をどうしたいのか」を常に問われていた。講義としての正解は無く、自分にとってのベストを探す短い旅だった
・自分の望んでいた変化を起こすキッカケになりました。
正しい姿勢や歩き方を知っている事で、以前よりも自信をもって振舞えるようになりました。
このように受講前には思っていなかったような感想を持たれます。
姿勢や歩きというツールを通して、自分と向き合って自分の未来を見つける、なんていいすぎでしょうか。でもこの姿勢学をきっかけに「自分について学ぶ」とことや時間を大切にしてくださっているように感じます。
さてこの同窓会では、卒業生ひとりひとりの自己紹介タイム&令和にやりたいこと宣言をし七夕に飾ってわいわいと楽しい時間を過ごしました。
姿勢学恒例の「あだ名」を共通ワードに期を超えて盛り上がり、楽しくもほのぼのした雰囲気。
「楽しかった!来年の同窓会も今からスケジュールにいれておきます」
「やっぱりいい時間でした。なぜか、この場だと自然に笑うことができるんです」
なんて声を頂くと、教授としてはもう来年の同窓会のことも考えてしまうくらいです。
そして、7,8年ぶりだったり、数カ月ぶりだったり、とにかく多くの卒業生のお顔は輝き「今いい歩みをしているな」と実感した同窓会。
卒業生、そして未来の受講生のみなさんが気負わず素になれる場所として、この「未来を歩く姿勢学」「オトコの姿勢学」をあと30年か50年続けてみたいな、なんて思う私でした。
文責:篠田洋江