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こんにちは。キュレーターの小酒です。今日は年間パスポートをもち、今年1年「キャンパスライフ探究家」として、様々な講義のレポーターも務めてくれる、鈴木麻里子さんと水澤充さんをご紹介します。
実は二人ともこれまで陰で自由大学を支えてくれていた卒業生。鈴木麻里子さんは、2010年に「自分の本をつくる方法」を卒業後、サポーターとして、フリユニクラブの運営スタッフから始まり、今では広報チームの一員として活躍してくれています。そして、水澤充さんも、昨年「キュレーション学(初級)」卒業後、11月の自由大学祭では副委員長として、ZINEの制作やビジュアルデザインを担当、そして先日「フォトライフ入門」のキュレーターとしてもデビューしました。
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そんな二人にこれまでどんな人生を歩んできたのかをインタビューすると、ターニングポイントで、自分が所属しているコミュニティの外へ飛び出してきたという共通点がありました。自分が知らない世界へ出かけたことで、それまで出会わなかった人と出会い、新しい価値観を築くきっかけになったと二人は言います。そして今回、年間パスポートをもつことに決めたのもそういった経験が基になっています。

鈴木麻里子さんの今年のテーマは、新しい生き方・働き方を考え、自分がそのロールモデルとなる一歩を踏み出すこと。
先日、女子会をしたとき、性格も働き方や雇用形態もバラバラなメンバーが一様に口にした未来の生き方は、子どもを産んだら仕事を辞めて、しばらくしたらパートで働く、というものだったそう。「こんなにも個性の違う3人がどうして同じような生き方しか想像ができないのか。もっと自分らしく働いていく方法があるはず。」と違和感を感じたそうです。一方で感じる「今まで普通にOLをやってきた自分が会社を辞めて、果たしてそんな自由な生き方ができるのか」という漠然とした思い。これまでは社外活動としてやってきた自由大学の活動を、どうやって仕事に繋げていくか、そんなところにヒントがありそうだと彼女は言います。1年後、友人たちのロールモデルになれるかどうか、鈴木さんの挑戦が始まりました。
かたや、水澤充さんの今年のテーマは「自由大学で遊ぶ・働く・つくる」。水澤さんの職業はデザイナー。元々、大学時代の遊びから始まったものの、仕事にするようになって気づいたのは、クリエイティブな仕事なのに激務に追われて、面白い出会いや新しい発見のある場所に出かける時間がなかなか持てないこと。続けるうちに、だんだんと働き方に違和感をもつようになっていったそうです。時間や慣習に縛られず、ときには「それデザイナーの仕事なの?」と言われることも、自分が面白いと思ったらチャレンジしながら複数の仕事をもち、国境をも軽々飛び越えながら社会をサーフしていくような、そんな生き方はできないか。自由大学には様々な職業の人や、人との繋がりの中で柔軟に社会を渡っていくユニークな人たちがたくさん集まってきます。そんな人たちと自由大学を軸に縦横無尽に飛び回ることがもしかしたら、水澤さんの考えるデザイナーに繋がるかもしれません。
この二人は、いわば自由大学生の顔。一年間、自由大学生の代表として、一緒に学校をつくっていく仲間です。講義で見かけたら、いろんな講義を通して感じたこと、面白かった講義など、ぜひいろいろ聞いてみてください。


彼らのように、今年を学びから新しい生き方をつくるチャレンジの年にしたい方。年間パスポートは今月末まで受付中です。
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