MJ(明星宏典|営業)自由大学では「社内起業学」「お店をはじめるラボ」「おいしい写真を撮ろう」「インドに学ぶスパイス学(初級)」「写真道場」「クリエイティブ創業スクール」を受講。好奇心の赴くままに、人とコミュニケーションを取り続ける知性に満ちた熱血漢。そんなMJさんの学びを聞きました。
Q.自由大学に来たキッカケは?
勤め先の化学メーカーで自分が抱えていた課題を解決するブレイクスルーになるのではないかと思い、「社内起業学」を受けました。どんなことをすればいいか”方法”を学びにきたのですが、授業では”方法論”を知ることができ、それをキッカケに会社での課題解決に取り組むことができました。
Q.「社内起業学」を受講後、複数の授業を受けた理由は?
主に人と人との縁ですね。例えば、「クリエイティブ創業スクール」はキュレーターの大内征さんに会いたい気持ちがあり、起業に関心があったので受けました。あとは、「お店をはじめるラボ」は、食とお店をはじめることに関心があって参加したので、興味があって受けた授業もあります。
私は人生経験(出会い)は、なんでもおもしろいと思っていて、人と会うのが好きなんですよ。
Q.好奇心旺盛なんですね。最近、気になって出かけた場所は?
離島が好きで、日本最南端にある有人島の波照間島に出かけました。石垣島を起点にした、離島ですね。沖縄には、ゆんたくという文化があって、(お酒を飲みながら)語り合う。石垣島には、「月桃屋」という旅人に優しいゲストハウスがあるのですが、そこは特にゆんたくが盛んで毎晩、旅人と語り合いました。
その「月桃屋」で繋がった仲間と京都旅行に行ったり、東京の沖縄フェスティバルで集まったり、そこで友達の友達と輪が広がったり、出会いの広がりがとても楽しいです。また、教えてもらった、北海道の離島・礼文島にある「桃岩荘」というユースホステルにも行ったんですが、それもまたすごい場所でしたよ。
Q.どんな宿なんでしょうか?
それは行ってのお楽しみです。でも、「桃岩荘」は、みんなが心を裸にして盛り上がれる一体感を今の時代も大事にしている宿。私はまだ経験したことないのですが、「愛とロマンの8時間コース」と言われる宿泊者と礼文島を歩いて回ってくるツアーがあったり、ただ泊まるだけではなく、交流できる仕組みがある宿なんです。是非、下調べせずに行くことをお勧めします。
そういう見たり聞いたり話したりした経験が人間をつくるんじゃないですかね。
Q.体験が自分自身の土壌を豊かにするようなイメージですね。
食べ物と一緒ですよね。鉄分をとったり、カルシウムをとったり、バランスの良い食事をしていたら健康な体になる。魅力というか、その人を包むオーラというか、そういうものは、たぶん、どんな人と会ってどんな話をしてきたか、という経験から生まれるものだと思います。
Q.それにしても、「クリエイティブ創業スクール」まで受けて、独立は考えました?
うーーーん。会社を経営するということは人事であり総務であり経理であり、そういうこともやらなきゃいけないわけで。サラリーマンという私の立場はそういうことはせず、営業なり、商品を売ることに集中して本気でやればいいわけじゃないですか。だから、こういう働き方も恵まれているし、捨てたもんじゃないって思うんです。それって、起業家精神とも表裏一体というか、通じているとも思っているんですよ。
Q.サラリーマンとして熱心に仕事に打ち込むことと、起業家精神が表裏一体というのは?
サラリーマンだから安定志向になるのではなく、すごく恵まれている位置にいて、すごく専心できるポジションなんだなっていうことが見えてくると、そこから先を頑張るやり方は起業をするのと同じだと思うんです。組織というものは自分の周りにいて、土台としてみんなが私のことを支えてくれているという意識でいれば、起業家とやることは変わらないんじゃないかな。
【取材後記】MJさんは自由大学を謳歌する方。「社内起業学」卒業後、会社で自身が抱える課題を解決しても、「ぼくはまだまだ。◯◯さんはもう〜〜している」と、常に同窓生の活躍に目を向けて、自分も頑張る。また、いろんな授業を受けた友人たちと社外活動にも取り組み、オンオフを分けずに人生を楽しむ躍動感があって、話を聞くコチラまで明日は何かはじめようと感じる元気をもらいました!
(ライター:#新井優佑 )
FLY(フライ)は、自由大学の卒業生が登場するインタビューコーナー。自由大学に通い、新しく見つけた自分の姿。卒業して、踏み出した一歩は小さくても確かな手応えをもって、新しい日常の扉を押し広げます。卒業生が体験した、自分らしい転換期の話をお届けします。