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しんちゃん|FLY_033

正解がない人生。一歩ずつ進みながら、自分なりの答えを探している道の途中。

しんちゃん(十河真司|エンジニア) 2013年「日本国憲法ラボ」を受講後、「魅力を引き出す質問学」「仲間をつくるプレゼン学」「社内起業学」「未来を歩く姿勢学」「アメーバワークスタイル」と様々なジャンルの授業を受講。昨年の自由大学祭の実行委員も務め、トークセッションの司会も経験。でも「自分はすごくネガティブな人間」だというしんちゃん。そんな彼が自由大学での経験を経て変化したこととは?


 

Q.これまで自由大学ではいろいろなジャンルの授業を受けているんですね。

もともと小出一冨さん(「今こそ知りたいイスラーム」教授)と友人で、小出さんが「日本国憲法ラボ」でゲストとして授業をすると知って興味本意で受けたのがきっかけです。それから自由大学にはいろんなジャンルの授業があるのを知り、その時その時の直感でいいなと思った授業や、自分の中で強化したいと思っている分野の授業があった時には積極的に受講しています。

Q.昨年の自由大学祭の実行委員もされていたんですよね。

「魅力を引き出す質問学」の授業を受けていた時に、自由大学祭の実行委員の募集を知りました。自由大学祭の当日はちょうど31歳の誕生日。ふと30歳の一年間を振り返った時に、この一年間でいろんなことを学んだものの、それに対するアウトプットが足りていないなと感じました。これはアウトプットができるチャンスだと思い、思い切って立候補しました。

Q.実行委員をしてみて、いかがでしたか?

毎日のように実行委員のメンバーと打ち合わせをしたりいろいろと準備をしたり…大人だけど青春時代のようで、楽しかったです。何よりも、当日のトークセッションの司会に推されて司会を経験したことは、自分にとって大きかったです。自分から立候補は絶対にしなかったと思うのですが、任せてもらえるとやる気が湧くタイプなので思い切ってチャレンジしました。

トークショーのテーマは「Act First,and Next…」。自由大学の教授やキュレーターとして活躍されている和泉さん國武さん望月さんに「はじめの一歩は何だったのか」「一歩踏み出した時の勇気の源は何だったのか」など、アクションを起こした時のお話を聞くというテーマでした。当日はゲストに自分の聞きたいことをいろいろ聞いてしまって半分人生相談のようになってしまいましたが(笑)、質問学の学びを活かして自分が疑問に思っていたことが聞けたし、発信する側に立てたことで自分の成長につながりました。

一方トークセッションをしたことで自分とゲストの差を感じ、いかに自分が踏み出せていないかということにも気付かされました。それもあって、自由大学祭のあともいろんな授業を受けています。

Q.自由大学祭や授業を経て、変わったなと思うことはありますか?

僕はすごくネガティブな人間だし、何事にも興味がないんです。そういう自分が嫌で仕方ない。でも、こういうネガティブな自分、何事にも興味がない自分を乗り越えれば何かが見つかる気がする。今はそれが何かはわからないけど、だからこそ幅広く好奇心を持っていたい。

自由大学の授業は知的好奇心を刺激されるテーマが多いし、様々な人と同じ目線で、地位も上下関係もなく意見を言い合ったり、同じ話ができるのが面白いなと思います。

そうやっていろんな授業を受けたことも、自由大学祭の実行委員をやったことも自分にとっては一歩だし、前向きな変化の途中だと思っています。以前は心も頭もネガティブでしたが、今は心はネガティブじゃなくなってきたかな。

Q.すごくいい変化ですね! これからチャレンジしてみたいことはありますか?

自分にとって自由大学祭の実行委員の経験がすごくよかったなと思っていて、なぜなんだろうと考えると、自分は裏方で何かを支えるのが好きなんだということに気付きました。自分にとってはそれがすごく楽しかった。だから、またそういう機会があったら参加したいです。

僕はずっと理系だったので、何事もつい正解を求めようとしてしまう。でも、人生に正解はないから難しい。それでも、きっと自分なりの正解はあると思うんです。それが何なのかはまだ探している途中だけど、これからも自分が楽しいと感じる心を大事にしながら、いろんなことにチャレンジしていきたいと思っています。

【編集後記】しんちゃんは、カラフルなドレッドに全身ピアスだらけというファンキーな見た目とは裏腹に、すごく真面目で繊細な心を持っていて、しかも一流企業のサラリーマンという…ここまでギャップがある人はなかなかいません。インタビュー当日も人生相談のような会話になってしまったのですが(笑)、迷いながらも着実に前に進んでいる姿が垣間見られました。今いろんなフィールドで活躍しているあの人も、迷ったり悩んだりした時期があったはず。しんちゃんが自分なりの人生の答えを見つけて、ジャンプアップする日が楽しみです!

(インタビューした卒業生 #増田早希子


 

FLY(フライ)は、自由大学の卒業生が登場するインタビューコーナー。自由大学に通い、新しく見つけた自分の姿。卒業して、踏み出した一歩は小さくても確かな手応えをもって、新しい日常の扉を押し広げます。卒業生が体験した、自分らしい転換期の話をお届けします。



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