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ニワちゃん(丹羽悠子)|FLY_024

心を開くと道が拓く。環境と心境の純情な躍動。

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ニワちゃん(丹羽悠子|ウェブディレクター)自由大学では「CREATIVE CAMP in ポートランド」を受講。大学生から続けてきた絵日記は今年で10年越え。現在はFacebookページ「Niwa.ch放送局β」で絵日記を配信中。趣味と仕事を合わせるヒントをポートランドで掴んできたニワちゃんが、今後の目標を語ります。


 

Q.自由大学にきたキッカケは?

書籍『TRUE PORTLAND』を読んでいたんですね。「働き方」のページがあり、趣味を仕事にしている人々の話が紹介されていて、「いいな!」と思っていました。

日本にいると安定志向になりがちで、フリーランスになるような一歩を踏み出す勇気をつかめないでいたんです……。それで今後のことを考え直したくて、「CREATIVE CAMP in ポートランド 2014」(以下、ポートランドキャンプ)に行くことを決めました。

検索していたら、2013年に実施された自由大学のポートランドキャンプの記事が出てきて、2014年の告知が出るのを今か今かと待っていたんですよ。

Q.ポートランドキャンプに参加した感想は?

「好きなことを仕事にする」というポートランドのDIY精神を体験できました。ブリュワリー(ビールの醸造所)の方に話を聞く機会があって、その人の話から「小さく始めて、大きくしていく」ことができると知ったんです。急にワッと変わらなくてもいいんだ、と思えたことは大きかったですね。

ポートランドキャンプには2週間と1週間のコースがあって、私は1週間だったんですね。最終回には参加メンバーの前で発表する時間があるのですが、私の発表順は3番目で始めのほうだったのに、発表しながら感極まってしまうほどの体験をしました。

Q.どんな体験ですか?

私、自分に自信が持てないでいて、ポートランドに行く前からフリーになろうかと思ってはいても、「自分の力では無理だ」「安定したいし難しい」などと思っていたんですね。でも実際にポートランドで好きなことを仕事にしている人たちを目の当たりにしたら、「いつかはできたらいいな」と思う自分から、「絶対にやろう!」に変わったんです。この心境の変化はとても大きいものでした。

Q.それでは、現在の活動について教えてください。

仕事ではウェブディレクターをしていて、その傍ら、ずっと絵日記を付け続けています。大学生の当時からずっと更新し続けていて、最近は「Niwa.ch放送局β」というFacebookページを作って配信しているんです。その「Niwa.ch放送局β」は更新して丸3年。日本にいる時から友人・知人に褒められていたのですが、日本人ってお世辞を言うじゃないですか。今考えると自分次第なのですが、でもその褒め言葉をどうも信じられなくて……。それがポートランドで出会った人々から「すごい!」と言われたことで、やっと自信を持つことができるようになったんです。

ポートランドは、zineづくりが盛んで、zineのクオリティなんて気にせずに、いろんな人が自信を持って発信していたんですね。その姿はとても活き活きして見えました。その姿を見て私も、もっと自信を持って続けていこうと思えました。

Q.じゃあ今後の目標はNiwa.ch放送局βをもっと大きくすること?

実は、ポートランドから帰国して、新しい目標が決まったんですよ。それは、動画の仕事でフリーになること。

ウェブとイラストを合わせた仕事でやっていきたいから、以前はフリーのウェブデザイナーになろうかと悩んでいました。でもポートランドに行って、絵に自信を持つことができたので、帰国後にこれをアニメーションにしたいって思ったんです。「Niwa.ch放送局β」が本当に動画配信をするようになるんですよ。

ポートランドキャンプから帰ってきて、すぐにアニメーションの勉強を始めました。まだ1つしか作れていませんが、今はもっと動画づくりをしていきたいですね。

【取材後記】環境が変わると心境が変わる。笑顔でそういう気持ちを伝えてくれたニワちゃん。きっと今日も動画づくりをチクチクやっているはず。Niwa.ch放送局βで掲載されている生イラストを拝見したのですが、手のひらサイズのメモ帳に書かれていて、もう10冊になるのだとか。動画も楽しみだけど、冊子にまとまったものが読んでみたい!

(インタビューした卒業生: #新井優佑

【関連サイト】
Niwa.ch放送局β


 

FLY(フライ)は、自由大学の卒業生が登場するインタビューコーナー。自由大学に通い、新しく見つけた自分の姿。卒業して、踏み出した一歩は小さくても確かな手応えをもって、新しい日常の扉を押し広げます。卒業生が体験した、自分らしい転換期の話をお届けします。



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