ブログ

ひとみん(古村仁美)|FLY_014

日本橋を核に3足のワラジを手にした理由

ひとみん(古村仁美|アシスタントセールスマネージャー)自由大学では「神社学」「アメーバワークスタイル」「社内起業学」を受講。日本橋三越本店に勤務する傍ら、社内の再開発プロジェクトに参画。NPO法人のスタッフも勤めるアメーバワークスタイルの実践者。そんなひとみんが、3足のワラジにいたったキセキを語ります。


 

Q.自由大学に通った経緯(いきさつ)は?

ネットサーフィンか何かで、神社学のことを知ったのがキッカケです。もともと神社は好きで、面白そうだなと思って。当時、木曜と日曜が休みだったから、木曜開催なのを目にして「はい、きた!」と思いました。

Q.自由大学で得られた学びは?

自分はどうして神社が好きなのか、最近になって気付くことができました。毎年大晦日は家族で初詣に行っていたんですね。地元の小さな神社で、お菓子をもらえるのが楽しみで、その神社がすごく好きでした。神社学受講を機に祭囃子に参加したこともあり、地域に根ざした神社が好きなんだなと気付きました。

Q.今はどんな活動をしていますか?

日本橋三越本店に勤務して、アシスタントセールスマネージャーをしています。それと、三越の再開発プロジェクト「ミライプロジェクト」にも参加中です。あとは、NPO法人日本橋フレンドのスタッフもしていますね。神社に遊びにも行きますし、和太鼓やお囃子もしていますし、歌舞伎を見に行くのも好きです。

Q.好奇心旺盛ですね。以前から?

もともとの性格もありますが、一時、忘れていた時期がありました。でも、「神社学」や「アメーバワークスタイル」に通って、いろんな気づきがあって、思い出したんです。

Q.アメーバワークスタイルで何かを得たんですね。

自由大学って19時30分から始まる講義が多いじゃないですか。神社学もそうだったんですけど、社会人が通うには少し早い。どんな人が来ているんだろうと思っていたら、名だたる企業に勤めている方がたくさんいて。「みんな、通えるんだ!」って驚きました。

(当時のノートを開きながら)またアメーバワークスタイルに通っていた当時は、日本橋で働きながら「この街には素敵なものがたくさんあるのに、知られていないのはもったいない」って漠然と思っていたんですね。そんな中、ゲストに来た自由大学ファウンダーの黒崎輝男さんから、「(せっかく日本橋三越本店に勤めているんだから、)日本橋も盛り上げていけたらいいよね」と言ってもらえて。漠然としか思っていなかっただけに、「何でやっていなかったんだろう」と気付きました。

Q.日本橋に関する活動をたくさんしている理由はそれだったんですね!

すぐに始められたわけじゃないんです。アメーバワークスタイルを卒業して、次の期のアシスタントをすることになって。そのゲストに来ていた石川沙絵子さんから「古村さん、日本橋勤務なら『アサゲ・ニホンバシ』にいこう」って誘われたんですよ。何のことだか知らなかったけれど、「何時スタートですか?」なんて聞きながら、「いきます!」って。

出てみたら、朝活なのにすごい人数が参加していて。日本橋に勤務していたのに、知らなくて驚きました。その時、石川さんが「アサゲ・ニホンバシ」の主要メンバーを紹介してくれて。Facebookを通じてイベントの感想を送ったら、「じゃあ、アサゲのスタッフやらない?」と声をかけてもらえて、関わるようになったんです。

アサゲでは、マエヒャク、アトヒャクと呼んでいるんですが、日本橋ならではの朝ごはんを食べながら、今までの100年を担ってきた方とこれからの100年を担う方の話を聞くことができます。日本橋の奥深さがとてもよく分かるんです。今度ぜひ来てください!

Q.会社勤めをしながら社外活動もして、まさにアメーバワークスタイル!

今は三越と日本橋フレンドの両方の立場から、ミライプロジェクトにもうまく関われています。立場によって求められることも違うので、さまざまな角度から日本橋に関わっていけるのは、とても有り難いことだと思っています。

Q.今後の目標は?

日本橋フレンドは“働く街を第2の地元に”をキーワードに活動していて、その中に「TOKYO24区 日本橋」というプロジェクトがあります。それは日本橋に勤める人もまちづくりに関わろうというような内容なんですね。そのプロジェクトで私自身は日本橋を世界への発射台にしたいと宣言していて。

日本橋って五街道の出発点なんです。交易の中心地だった。今は世界にも発信していける時代だから、日本の文化を日本橋から世界に発信していけるようにしたいと思って、いろんな活動に関わっています。

【取材後記】アメーバワークスタイルに通っていた当時、ひとみんにはまだ核と呼べる物が見つかっていなかったそうです。でも、目の前にきた波に一つずつ乗っていった結果、日本橋が核になった。漠然としながら、動き続けた結果がこうして活動の幅を広げている。最初から計画して、その通りに進んでいくことだけがカタチじゃない。動きながら発見する「輝き」を見せてもらえました。

(インタビュー: #新井優佑

【関連サイト】
1)日本橋三越本店
2)日本橋フレンド
3)アサゲ・ニホンバシ
4)TOKYO24区 日本橋


 

FLY(フライ)は、自由大学の卒業生が登場するインタビューコーナー。自由大学に通い、新しく見つけた自分の姿。卒業して、踏み出した一歩は小さくても確かな手応えをもって、新しい日常の扉を押し広げます。卒業生&受講生が体験した、自分らしい転換期の話をお届けします。



関連するブログ