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クリエイティブチーム日記
クリエイティブチーム日記は、毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。今週は、岩井謙介です。

先週末の金曜日に自由大学のあるCOMMUNE246ではJulien Levy氏の『Every day is doomsday』Julien Levy / Book Release Partyが開催されました。

 

Julien Levy Book Release Party #book #party #event #julienlevy

kensuke Iwaiさん(@kensuke.iwai)が投稿した写真 –

もともとJulien Levy氏はフランスで10年ほどパンクバンドのギターを担当して活動していましたが、引退後ビジュアルアーティストとして活動しています。そしてこの写真集『Everyday is a doomsday』は、大学時代に学んだ哲学とヴィジュアルが相まった、パンクな言葉と印象的な写真がおさまっています。

 

Julien Levy’s words. #book #books #julienlevy #punk #publication #publisher

kensuke Iwaiさん(@kensuke.iwai)が投稿した写真 –

自分は、自由大学の「出版社をつくろう」という講義のキュレーターでもあるので、出版という視点でこのイベントを考えてみていましたが、今までの本を世の中に出すということと、世の中の流れが少し変わってきているなという印象を強く持ちました。
当日、シェアオフィス「みどり荘2」のギャラリーでは著者Julien Levy氏本人による写真集の販売会、イベントスペースやその周辺ではJulien Levy氏が手がけた短編映像作品の上映、そしてパンクバンドのライブなども行われており、彼の考えている世界が様々なカタチで表現されていました。

 

パンクっていいですね。 Julien Levy Book Party Live #julienlevy #book #punk #rock #film #live #event

kensuke Iwaiさん(@kensuke.iwai)が投稿した動画 –

このイベントで感じたことは、伝えたい世界観の中で、紙媒体がどのような役割を示しているかということ。きっとそれは、ただ本を作り世の中に出すという視点から、自分が表現したい世界観の情報をどのように整理し、どのような媒体でそれを伝えていくかという視点がとても重要に感じます。その中での紙媒体の出版・本はよりコンテンツの濃度を増したproofのようなモノに昇華していくのだろうと思います。
そうした場合、もはや本を扱い・出版する出版社という表現すら定義が曖昧になって、Publicに情報を引っ張っていくという意味でPublisherという設定の方が、将来性があってカルチャーを作っていける存在になれそうです。

自由大学もそんなPublisherであり続けていきます。

 



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