講義レポート

幸せを分け合う、おうちパーティー(前編)

「おうちパーティー学」講義レポート

個性的なパーティーづくりの表現を学ぶ「おうちパーティー学」。受講生みんなで意見を出し合いながらイメージを形にする今回のパーティーは? 11期の最終講義の様子を受講生の佐竹尚己さんがレポートしてくださいました。まずは前半の講義レポートです。

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私がこの講義を選んだ理由
まず私が本講座に興味を抱いた理由は、パーティーを無限大にデザインできるんだということを実践を通して学べるという部分でした。「オリジナリティ」を考えることが好きな私はこの講義に飛びつきました。初日の講義にて、机の上いっぱいに広げられた各期ごとのパーティーの様子の数々のスチール写真を手にして見入るたびに私の心はワクワクがとまらない勢いとなりました。

最終回のパーティー実習まで、今期は歴代最短の準備日程中、2日という高いハードルが設けられていました。従って、本番当日も然ることながら、実は、1~2コマ目の講義でパーティ開催に向け膨らんだ個々の妄想を、3~4コマ目でどれだけ現実的に落とし込むか? それを共通意識にするかが実はこの期のメインテーマでもあったとも思われました。

出逢って間もない仲間との超有限な時間の中では、小出しに物事を進めて行く猶予はないと判断し、物事を逆算して段取りを進行させるという私の得意がここで役に立ったのは講義実習でのうれしい実感となりました。

みんなでつくりあげる最終講義への準備
初日の講座後に、事態を動かす起爆剤として先ず私が口火を切り、私が想うパーティーの核は「メンバーに興味を持つ」ことから始まることがいつも理想なのと、このおうちパーティー学では本当に美味しいものを食べたい。ふと思ったそれを言葉として融合表現するならば「ご縁あって集った仲間の盛り上がりを意識するうえで、自分の得意の料理を表現して、料理を主役というコンセプトにして、それはその創作者も主役であるということであり、食べる人、作る人の区分けもない。ホストもゲストも準備段階で疲れることなく」をモットーとした企画として力説し、そして発表しました。

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すると、どうでしょう。3コマ目の講義でのディスカッションも色を増し、議論の木の幹が定まると、それに見合う枝葉がぐんぐんと広がり、あれよあれよという間にパーティーのタイトルまで完成するという。この時点で見事に全員の好きなこと、得意なことを、パーティー内での全員の自己表現としてステキに現わすようなコンセプトに仕上がったその経緯には感動!の一言に尽きました。

レポート後半に続きます。

(text:「おうちパーティー学」キュレーター/有山百恵)



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