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クリエイティブチーム日記vol.68 「自分の心地いいコミュニティを持つこと」増田早希子

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります

 

クリエイティブチーム日記

開講中の「TOKYOコーヒーライフ」の第4回目のテーマは「コミュニティ」。ゲストには、元小学校の先生で今はカフェ『私立珈琲小学校』を営む吉田先生がいらしてくれた。

講義では先生が受講生ひとりひとりに「今自分が属してるコミュニティはどんなところ?」という質問をしていった。自由大学で出会ったコミュニティ、仕事、スポーツ、シェアハウス、旅仲間、ご近所などなど・・・それぞれのコミュニティが挙がり、先生はそれを「強制力があるかないか」「好きか嫌いか」の4つの軸でマトリクスに分けてくれた。

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人にもよると思うけど、例えば仕事のコミュニティは「強制力あり・嫌い」の方に寄ってしまうことがしばしばある。そういったコミュニティでは、どうしても仕事だけの話題だけで終わってしまいがち。一方で、「強制力なし・好き」の軸のコミュニティで繋がった仲間とは、自分とは違う環境にいる分違う視点が得られたり、しがらみがない状況で話ができたり、もっと有機的なつながりができる。

人生を豊かにするにはそういった有機的なつながりをある程度持っていることが大切で、そしてどのコミュニティにいたとしても、コーヒーは相性がいい。そんなお話を丁寧にしてくれた。

ちょうど同じタイミングで、他の人からもこんな話を聞いた。

「生きていく上で、3つの場所を持った方がいい。ひとつは職場。もうひとつは家(自分がほっとできる場所)。3つ目は、職場でも家でもない別の刺激が得られる場所。」

この3つがあるとバランスがよく、視野も広がる。逆に言えば、どれか1つや2つに偏ってしまうと、狭い世界で考えがちになってしまうということ。

この3つ目に自分が心地いいコミュニティを持つことで、人生はとても豊かなものになるんだと思う。

自分の人生を振り返ってみると、人間関係が希薄な地域で育ったこともあって、「コミュニティ」という概念自体がないまま育ってきた。でも今になって気付くのは、やっぱり人を幸せにするのは人と人とのコミュニケーション。だからこそ、いいコミュニティを持つことが幸せに生きることにつながる。

でもコミュニティは「コミュニティを持とう!」と思って持つものではなく、自分が好きなこと、熱中できるものから自然と派生してくるもの。つまり目的ではなく手段。自分が好きなことに正直に生きると、自然といいコミュニティが生まれていって、豊かな人生になる。

だから仕事でもいいし趣味でもいい。人生の中の一部に、そんな風に自分の気持ちが湧き上がる方へと行動していくことが、幸せに生きることへとつながるんだな、と思う今日この頃です。



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