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クリエイティブチーム日記vol.29「青い炎で燃えているか」花村えみ

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります

クリエイティブチーム日記

クリエイティブチーム日記は、毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。今週は、花村えみです。

今の仕事をするようになって、何かを判断しなければいけない時は「熱量」をまず見るということをするようになってきました。見た目にも分かる松岡修造さんのようにメラメラと燃えている感じというよりも、どちらかというともっと内なる、さらに高温のガスバーナーの青い炎の類、信念や想いが生み出す熱があるか、どうかです。

例えばレクチャープランニングコンテストでは、一見講義化が難しそうな内容でも発表する人の想いが人の心を動かし講義化をどんどんと推し進めていくのを何度も目の当たりにしてきました。自由大学の教授キュレーターを見ていても、生活がその興味対象を中心に動き、全エネルギーを注ぎ込んでいる様を垣間見ることがあります。

ではそのエネルギーはどこから来るんでしょう。プロ意識、その物の価値を広めたいからという人、もしくは怒り、コンプレックスかもしれません。ちなみに劣等感で走り続けるのは心安らかに生きていきたいという人間の本能との戦いでもあり、大概の人は自分を納得させる折衷案を出してしまいます。好きという気持ちからエネルギーが湧いてくるという意見はどうでしょう。今の私はその案に一票。好きという感情は一時的かもしれませんが、本来自分が得意なことと好きの気持ちがぴたりと合わさった時のパワーは圧倒的です。

こんな分析をし始めたのは、やはり私自身が仕事の仕方に迷いがあった時でした。「(そのプロジェクトを)本当にやりたいのか?」をありがたくもクリエイティブチームメンバーが私へ聞いてくれることがありました。会社組織にいた時の名残なのか、自分が好きかどうか、やりたいかどうかよりも、他人から求められることを一生懸命やる、という身のこなし方から抜け出していないことに気づかされた瞬間です。自分自身がもやもやとした状態では相手に届く熱量は生まれません。仕事の取り組み方を見直すきっかけになりました。

特性 × 好きという気持ち、が一番高い熱量を生み出す鍵ではないかと思っています。好きという感情は一時的かもしれませんが、それなら沢山当たってみてパイを増やしてみるのはどうでしょう。

2016年、好きのアンテナを率先して磨いていく年にしたいと思います。
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