自由大学学長 / 文筆家 / 株式会社オーディナリー代表
メッセージ
もちろんぼくの講義「自分の本をつくる方法」を受講したからといって、すべての人がすぐに本を出せるわけではないかもしれません。ただ、いざ書こうと自覚すると、本への接し方が変わります。より深く読むようになり、本の装丁や紙の質まで気になるようになります。アニメのアテレコをやったことがあると、アニメを見ていても録音ブースが想像できてしまうように、書き手になると、作家の本当に伝えたいことや隠れたファインプレーにも気づけるようになるのです。今までと同じ本に接しても、学びが何倍にも深くなり、知的成長が加速していきます。 あなたがいま何歳で、どのような人生を送っているか。僕にはうかがい知ることはできません。書くことが職業、趣味、夢… どの位置づけにあるかもわかりません。 しかし、ただ1つわかることは、「自分の本をつくろうとするのに早すぎることも遅すぎることもない」ということです。「書くことで人生は変わる」この講義を一緒にやり遂げたとき、きっとこの言葉が腑に落ちることでしょう。
教授コラム「ペンで世界は変えられるか」深井次郎