講義レポート

個性的なパーティー企画とおもてなし

「おうちパーティー学」講義レポート

こんにちは、学長で「おうちパーティー学」キュレーターの和泉里佳です。場づくりから楽しく自分らしいおもてなしの形を学ぶ「おうちパーティー学」。開講中の第3期の様子をレポートします。

今期は受講メンバー全員が女性で華やかな春のクラス。しかも自宅に人を招くのが好きという人も多く、さらに自分らしいスタイルの探求や、自分自身も楽しみながらおもてなしをするには?と、いろいろな可能性が広がります。
個性的なおうちパーティーの企画
やはりどこかいつもとは違うおうちパーティーを企画したい。そこでまずは、我が家にある人に見せたい自慢のモノを持ち寄っての自己紹介からスタートし、2回の講義でひとりひとりの個性と趣向をみんなで共有していきました。転勤族で様々な土地に暮らす経験を持つ人だからこそのパーティー。映画や絵本に出てくる料理をつくって食べるパーティー、狭い部屋を活かしたパーティー、旅をテーマにしたパーティー、これまでに自分が経験したステキなパーティーからインスピレーションを得たパーティー。いろいろなアイデアがどんどん溢れてきます。
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「おもてなし」は形のないもの
green食堂や料理研究会など様々な形でおもてなしのおうちパーティーを開催されている飯野教授の数々のパーティーの記録をみんなで見ながら、記録に残すこと、記憶に残る演出をすること、おもてなしのちょっとしたコツや考え方などを学びました。一口におうちパーティーと言ってもいろいろなスタイルがあります。同時に、おもてなしは形のないもの。だから人によって違うし、もてなす相手やその時によっても違う。数々のパーティーの写真や手書きメッセージが丁寧にまとめられたファイルを手に取り、それぞれが自分らしい形を作っていくヒントを得ていきました。
大切なのは、自分も一緒に楽しむこと
そして飯野教授が強調するのは、自分自身も一緒にその時間を楽しむこと。ホスト側だとついつい料理や片付けでキッチンに立つ時間が増えてしまうもの。でも、そうするとお客さんも気を使うし、何よりも会話の時間が減ってしまいせっかくの機会がもったいない。そのために簡単に出せるメニューを組み立てたり、洗い物は翌日に持ち越したり、便利なグッズを使ったりして、自分自身も一緒に食卓について楽しめる時間を大切にしているというお話に、受講生はみんな大きくうなずきながら、たくさんの質問や会話が繰り広げられました。

おうちパーティー学にはなんと毎回ティータイムがあります。飯野教授手づくりのおやつが振る舞われ、まさにおもてなし体験の場。初回のアップルパイに続き、第2回は受講生のお一人が台湾土産に持ってきてくださった中国茶に合わせてミニたいやきをいただきました。
料理、空間、音楽、香り。おうちパーティーモードに頭のスイッチがONになると、見るもの食べるものの全てがアイデアの種に変化し毎日の暮らしも新たな発見の連続になってくるから面白いですね。最終回は、飯野教授のご自宅にお伺いしての実践おうちパーティー。どんなパーティーになるのか、今からとても楽しみです。

 



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