講義レポート

みんなでつくるおうちパーティー

「おうちパーティー学」講義レポート

こんにちは、「おうちパーティー学」キュレーターの小酒です。おうちパーティー学の最終回では、飯野教授のおうちを借りて、講義で学んだことを活かしてみんなでパーティーを実践します。第2期では、パーティー料理をつくる「作り班」、持ち寄るお料理や飲み物のテーマを決める「持ち寄り班」、テーマを盛り上げる仕掛けを考える「グッズ班」に分かれ、ひとつのパーティーをつくりあげました。今日は、作り班のメンバーで、手づくりパスタを披露してくれた生徒さんの書かれたレポートをご紹介します。


私は「作る班」でした。まずはその視点からレポートを作成したいと思います。各班に分かれて一つのパーティーを作り上げるという企画は初めての体験だったので、他者のアイディアに乗っかりながら、自分が何を提供・協力出来るかという立ち位置で皆さんと話し合いを重ねました。
メンバーの中から出た「五輪・オリンピック」という共通キーワードに助けられました。それにより、作る料理の具体的なイメージがどんどん湧いて来たように思います。反省点としては、作りすぎた事と盛りつけ時間を計算していなかったことです。量については、もうちょっと少なくすれば良かったなぁと。「全てをやろうとはせず、ほどほどに」が良いのだと再認識しました。また、盛りつけの時間についてもあまり考慮しておらず、全体的に時間を押してしまったことを今後の反省点として、おうちパーティーに生かしたいと思います。

パーティーの作られ方としては、「オリンピック」というテーマのアイデアを出された方、「こなもん」をみんなでつくろうと盛り上げてくれた方、そして、みんなのアイデアをカタチにする技術を持った方、それに私の「パスタマシーン」に、けんたろうさん「ピンチョス」や、けんたろうさんの講義でメンバーの間でブームとなった「キッシュ」などバラバラのものが一つの素敵なパーティーに成熟していく様を見ていてとても楽しかったです。いつもの私のパーティースタイルは、料理を提供しながら酒をのみ、話をしていたのですが、講義に通うことで「事前準備」が少し出来るようになり、余裕を持ってパーティーに参加出来ようになりました。
講義の中でも議題になりましたが、「おうちパーティー」「家飲み」の違いについてですが、私なりに考えてみました。まず、根本的に区別する必要はないのではないかということです。それは、心地の良い空間を提供するという意味では同じで、ただの言葉遊びにすぎないという事です。人を招待しおもてなす心には違いがないはず。(それが、なくてただ飲みたい!という場合が家飲みかもしれませんが...)難しく考えず、心地良い時間を過ごして頂く、場をデザインすることが重要なのだと考えています。
また、「お皿=敷地」「料理=建物」と考えると、自分の建築設計の仕事に関係しており、これからは盛りつけにもこだわりをもっていこうと思います。今は、お皿の余白とソースに目を付けています。パスタだけではなく、他にも武器を身につけようと策略中です。この講義の番外編となる飯野さんのお宅での講座に参加させて頂いて、盛りつけについても勉強させて頂ければと思っております。
最後に、初めて自由大学の講座に参加させて頂きました。とても個性的な方々との出会い感性を刺激したことは間違いありません。人と話をすることで自分の違いが分かり、伸びしろを見つけることが出来て本当に良かったです。また機会があれば、自由大学の講座に参加してみたいと思います。いつかは自分が教授になれることを夢見て...

 



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