講義レポート

ついに12月に突入し、本格的なパーティーシーズン到来。そんな中、最終回のパーティーが早くも待ちきれない様子の『おうちパーティー学』、サポーターの鈴木麻里子さんがレポートしてくれました。
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第4回の今日は、宿題の『実際にどんな おうちパーティーがしたいか』アイデアのシェアからスタートしました。テーマは、この時期なので『X’mas』。そしてこのおうちパーティー学、最終回は飯野教授のご自宅でのホームパーティーで締めくくります。そのためのアイデアも盛りだくさん。


子供のころ楽しかったあのベタだけど、気取らず懐かしい雰囲気がいい。参加メンバーからX’masソングとそのエピソードを集めたコンピレーションアルバムを作って流したい。パーティー会場である教授の飯野さんのおうちがグリーンが多いということなので、料理は赤を基調にしてX’masカラーを演出したい。など、聞いているだけでワクワクするアイディアが飛び交いました。
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中には紙芝居風や挿し絵入りの企画書を作った方もいて、工夫することでアイデア出しの時点からパーティーは格段と盛り上がります。ひとりでは思いつかなかったり、手段がわからないことも、人が集まることで、様々な能力が集まり、ぼんやり頭の中で描いていた企画が実現していくのも、人を巻き込むパーティーの醍醐味です。
残念ながら、メンバーの一人がL.A.への出張が決まり最終回に参加できなくなってしまったのですが、「それは非常に残念、またの機会に。」で終わらないのが、おうちパーティー学で発想の転換法を学んで来た皆さんの腕の見せ所。
「もちろん、また他の機会に全員でパーティー企画しますが、当日、FacetimeやSkypeで、参加をして、L.Aの町並みを中継するなんて、どうでしょうか。」
ということで、このアクシデントを本人も楽しめるパーティーの最高の演出に変えてしまったのがとても印象的でした。また、パーティーで使えるグッズの紹介の際もアメリカに行ったらこのお店はぜひ覗いてみて、と話が広がり、今期ならではの貴重な情報が飛び出していました。
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そして、教授の飯野さんが持って来てくださった薄いグリーンのガラスの器。自他ともに認めるグリーンが大好きな飯野さん。ご自身のブログで繋がった宮城県のお友達が「グリーンのものを見たら、つい買ってしまって。」と丁寧に梱包されて届いた器。
これは今回の震災で被災されたそのお友達へ、飯野さんが送ったものへの、お返しの品なんだそう。「いつか東京へ行った際には、green食堂(飯野さんがご自宅で定期的に開催している架空の食堂)へ行こうかしら。」と冗談まじりでやりとりをしていたお二人。来年には飯野さんがgreen食堂を宮城で開店する、という企画も進んでいるそうです。
そんなエピソードを聞いて、本物のおもてなしの心とは、人をお招きする時に限らず、ブログや出向いた先など、コミュニケーションをとる全ての場面に滲み出てくるものなのだな、と痛感しました。
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最後はお待ちかねのティータイム。タイのスイーツ『カノムモーケン』と甘い香りのブレンドティー。通常はタロイモで作るこのスイーツ、今回はなんと里芋で作ったオリジナルバージョン。突然の訪問者さんや、初めて顔を出した私も、居心地の良い雰囲気にいつのまにか輪に入っていたのでした。
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次回はいよいよ最終回。待ちに待った実践おうちパーティーです。当日のことをあれこれ考える時間も楽しいものになりそうです。次回の最終回レポートもどうぞお楽しみに。


講義情報:
『おうちパーティー学』 教授:飯野登起子 キュレーター:和泉里佳、小酒ちひろ
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