講義レポート

参加者みんなでつくるおうちパーティー

「おうちパーティー学」講義レポート

個性的なパーティーづくりの表現を学ぶ「おうちパーティー学」。2月に行われた最終回の様子を、第10期受講生の川村さんがレポートしてくれました。

homeparty_20140321_005

2月23日(日)は「おうちパーティー学」の最終講義。飯野教授のご自宅をお借りしておうちパーティーを実践しました。このために1週間前から準備をし、私はメイン料理である「チキンソテー オレンジチーズソース」を担当。鶏肉にうなされながら試作を行い(日の目を見なかったれんこんのはさみ揚げも含めると計3回の試作)、今週3回目の鶏肉がやっと日の目を見ました。

homeparty_20140321_001

▲メイン料理の「チキンソテー オレンジチーズソース」

くしくもこの東京マラソンの開催日、午前中から集まり、準備だけでフルマラソン並みに5時間かかるという長丁場になりました。しかも、ほぼずっと立ちっぱなし! 途中、新メニューが登場するなど、楽しいハプニングも起こりつつ、飯野教授の「給水~!」「糖分補給~!」という声に励まされながら、素晴らしいパーティを作り上げることができました。すべてのプレートがテーブルの上に並んだ景色は圧巻で何とも言えない感動でした。

homeparty_20140321_002

▲みんなで作り上げたパーティテーブル

パーティーの準備が出来上がったころには正直ヘトヘトでしたが、好きなことに没頭している時間は全く苦になりませんでした。また、みんなでパーティーをつくるという目標に向かうことができたのも満足でした。パーティーを作るためには、私の好きな「料理」は一つの要素で、みんなのいろいろな良い部分が融合した結果なのだと思いました。そしてつくづく私はおいしいものを作ること、食べることが好きなんだなーと思いました。当日はやりきった充実感で満たされた気持ちで眠りについたことを覚えています。

今まで「ホームパーティー」とは自分がすべて準備をしてゲストに喜んでもらうことが「おもてなし」だと思っていたのですが、例えばテーマを決めて一輪ずつ花を持ってきてもらい、花束を作り上げるなど、ゲストにも役割をお願いし「参加してもらう」ことで、一緒にパーティを作り、楽しんでもらうことも「おもてなし」になるということを学び、私のホームパーティーに対する価値観が大きく変わりました。

homeparty_20140321_003

▲「白」とテーマを決め、一輪ずつ持ち寄った花で作ったお花

また、ホームパーティーは料理上手の人だけのものだと思っていましたが、決してそうではなく、料理だけではなく、段取りに始まり、あらゆる工程でのちょっとした工夫、機転の利かせ方、飾りつけなどの演出など、その人にとって得意なもので”おもてなし”の気持ちを表すことができることを学びました。それぞれの個性を組み合わせることにより、素晴らしいパーティーができることを学びました。このことは、パーティーに限らず、普段の人間関係や仕事にも生かせることだと強く感じました。

homeparty_20140321_004

▲砂糖細工で素敵に演出されたケーキ

今の家に引っ越した時、ホームパーティーを定期的に開催するという目標を立てたのですが、出張なども続き、なかなかできずじまいだったので、これをきっかけにまたおうちパーティーを再開したいと思っています。

(text:「おうちパーティー学」キュレーター/有山百恵)



関連する講義


関連するレポート