講義レポート

おうちパーティー学の「OSOTOパーティー」(前編)

「おうちパーティー学」講義レポート

こんにちは、「おうちパーティー学」キュレーターの有山です。
今回は講義から一歩離れて、講義受講後の卒業生の活動の一部をご紹介したいと思います。

おうちパーティー学では、卒業生が主体となり、こんな素敵なパーティーが企画されているようです。今回の幹事を務めた、加藤詩織さんと椎野将志さんがパーティーの様子をレポートしてくれました。前編は、加藤詩織さんのレポートから。

ouchi_20130614_01

「青空の下で食べると美味しい!」「おそと、もいいね!」

飯野教授とのこんな会話から「おそとパーティー」の企画が生まれました。
6月初旬に開催されたおうちパーティー学の卒業生によるはじめてのおそとパーティーは、素敵な仲間と過ごす忘れられないひとときとなりました。当日は雨模様の予報から一転、青空に。神様がみんなの味方をしてくれました。

パーティーフードは、メイン料理に加えて参加者の一品持ち寄り方式。まず驚くべきは、ひとつひとつの料理のクオリティの高さ。

メインを飾ったのはシシカバブとスモーク料理、野菜のグリルとタンドリーチキン。即席でボイルソーセージも作りました。会場となった自由大学の中庭には香ばしいスモークの香りが漂い、スパイシーなシシカバブを焼くパチパチとした音がパーティーを一気に盛り上げました。

料理上手が揃うだけあって、持ち寄りの料理はどれも絶品。コブサラダやピクルス、グレープフルーツのサラダ仕立て、はと麦のサラダ。バケット、フォカッチャにちりめんやそら豆のおにぎり。更には、サングリアやイラスト付ゆで卵、ガスパチョにクッキー、シュークリームまでも。ひとつひとつ丁寧に調理された数えきれないほどの料理がテーブルを彩りました。

いつものバーベキューパーティーやピクニックよりも少しだけ「パーティー」を意識して、カラフルな器やピンチョスピック、モダンなドリンクボトルやカトラリーで美しく盛り付けるのもおうちパーティー学ならでは。

そして何よりも印象的だったのが、おうちパーティー学卒業生のメンバーです。企画から準備、当日の運営に抜群のチームワークを見せていた幹事、楽しい会話とパフォーマンスでパーティーを盛り上げる参加者。そこに集まる全ての人のパーティーへの意気込みと仲間への気遣いの素敵なこと。全員で創りあげた心に残る感動的なパーティーでした。

都会の真ん中にいることを忘れてしまうような、まるでリゾートの森のような空間には、木々の間から柔らかな陽が降りそそぎ、みんなのキラキラとした笑顔が溢れていました。料理が好き、食べることが好き、パーティーが好き。そんな仲間とこうして出逢えたことに心から感謝できた瞬間でもありました。

自由大学の他の講義に関わる教授やキュレーター、受講生の方々にもいつかこんな素敵なパーティーをプロデュースできたら。心地よい風と草花の香りに包まれながら、私はふとそんな夢を思い描いていました。

レポートは、後編へ続きます。



関連する講義


関連するレポート