講義レポート

書くことは楽しい

「'流れ’をつくる手帳学」講義レポート

こんにちは。‘流れ’をつくる手帳学キュレーター八住敦之です。受講生の笹野さんより講義レポートを書いて頂きましたので紹介いたします。笹野さんは手帳学受講前より趣味では記録をつけることが多く、それを講義の中でどう他の記録に発展させるかの気付きを紹介してくれました。

自分の手帳は自分で作る

私はこれまで毎年、日々使用する手帳についてどの形が自分自身のベストか分からず右往左往してきました。マンスリー、ウィークリー、デイリー、サイズも手のひらサイズからA5サイズまで様々。しかし今回、5回の受講を通じて気付いたのは「自分の生活スタイルに合わせて、既製品で気に入ったものがなければ作ればいい」、「この形がベストと決めつけず、必要に応じて更新したり変更したり、自由に楽しく書けばいい」ということでした。

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自分のルールで記録する楽しさ

それまで使っていた手帳は2冊、1冊はマンスリーのスケジュール帳で、プライベートの予定を管理、もう1冊は、業務上毎日の記録が必要な仕事用で、1日1ページ、1か月で1冊ペースで使っていました。仕事では1か月1冊、年に10冊以上のノートを使う一方で、プライベートの記録は、1年で薄いマンスリー1冊、そこに納まりきらない出来事が多く、記録に残せていないのが残念で寂しいと思ったことが今回手帳学を受講した大きな理由です。

では記録することが苦手か?というとそうではなく、趣味である「旅」と「山」のノートは昔から継続して記録していました。どちらのノートも当日までにスケジュールや持ち物などをメモし、現地では日記やスケッチをとったり、帰ってきてからは写真を貼ったり、と自由に楽しく記録、オリジナルのガイドブック兼アルバムのような役割を担っていて、思い出がたくさん詰まって分厚く膨らんでいます。普段のプライベートの記録もマンスリーカレンダーというフォーマットに縛られることはなく、この旅や山のノートのような自分が心地よい自由なルールで記録することの楽しさを取り入れるのが正解であると解りました。

この先の自分も描く

さらに’流れ’をつくる手帳学の講義では、手帳の選び方、記録の仕方の他に過去を振り返り、自分のサイクルや考え方の習慣を見直すという、一見手帳とは関係のないようなワークも混ぜながら、これからの生き方や働き方、なりたい自分や未来を描くことも学びます。何となく1年単位で見ていた人生が実は過去から現在、現在から未来へと、繋がっているという事実を目の当たりにし、ハッとさせられます。

生きている今を記録することで点を打つ。点をつなげて、実線の過去から点線の未来を導く。
これからは「そのときの私」のスタイルに合わせながら、気負わず、楽しく、毎日を記録して旅や山のノートの様に日々を重ねていきたいと思います。



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