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ぽろり(石川妙子)│FLY_001

銀行を辞めてフリーランス。来年は世界旅行イヤー!

ぽろり(石川妙子│フリーライター)1987年生まれ。元銀行員、現金チーフ。現在は自由大学で、クリエイティブチームのフェロー、「日曜日のレトロ印刷工房」キュレーターとして活動。働き方に疑問を持ち、「アメーバワークスタイル」を受講。様々な働き方を実践している人に触れ、刺激を受ける。その後、自由大学祭実行委員、「自分の本をつくる方法」を受講し、2014年6月銀行を退職。2015年より、八百屋の旦那と1年間の世界一周新婚旅行の旅に出る。

 


 

Q.銀行を退職した経緯(いきさつ)を教えて?

もともと旅行が好きで、旅行会社に就職しようと思っていたんですね。でも、どこも落ちてしまって、「じゃあ、きちんと休日を取れる仕事につこう!」と思って選んだのが銀行でした。

入ってみたら、銀行の働き方が窮屈に思えて、自分の考え方を必要とされない、銀行のルールを覚えた人ほど偉いという雰囲気が好きになれなかったんです。「3年働いて、それでも嫌だったら辞めよう」と思っていたんですよ。

Q.でも、実際に退職する決心がついたキッカケってあるでしょ?

そうですね、自由大学のアメーバワークスタイルを受講して、本当に自由に働く方々ばかりだったから、ある意味衝撃を受けたのが大きいかもしれません。

私がちゃんと参加できたのは5期なんですけど、ゲスト講師に井本さん、小柴さん、半休さんっていう本当に自由に働いている方ばかりがそろっていました。

Q.究極の選択です。3人のうち、特に印象深かった人を挙げるなら?

みどり荘の小柴美保さんですね。女性で、子どももいて、金融機関出身という部分も同じだったので、親近感が持てました。

私の勤務地は藤沢にあったので、アメーバワークスタイルには毎回、講義の後半からしか出席できていなかったんですね。でも、最終日だけはちゃんと参加したくて、その日は仕事を休んだんです。1日空いたので、午前中にみどり荘を訪れて、個人的に小柴さんの話を訊きにも行ったくらいです。

Q.ぽろりさんの今やっていることって?

自由大学の運営をしています。開講が決まった講義の教授やキュレーターをサポートする業務がメインです。他にも、創業スクールの窓口業務をやったり、縁の下の力持ちとして働いたりしています。

あとは、旅をテーマにしたメディアに参加しています。来年、夫婦で世界一周旅行に出るので、海外からコラムを書けないかなって。自分のWEBサイトも準備中なんですよ。

Q.真の旅行好きですね!どんな世界旅行にしたい?

旦那が八百屋の倅なので、例えば、世界の野菜に触れる一周旅行とか、テーマを決めて回れたらいいかなって。帰国して、世界の野菜が集まる八百屋さんをしたりできるじゃないですか。

でも、テーマにばかり気を取られないようにしたいなって思います。せっかくの世界旅行だから、世界旅行自体をそのまま体験したい。1年近く時間をかけて巡るので、今から楽しみです。

Q.帰国してからの予定は?

まだ何も考えていません。今はもう来年から始まる世界一周旅行に向けて、今を大切に過ごしています。

銀行にいる時は、メールを使ってコミュニケーションを取ることだって体験したことがなかったんですよ。毎日、新しいことづくめで、いろんなことを学んでいますね。いろんな人に触れたぶんだけ、旅も深いものになるんじゃないかなって思っています。

 

【取材後記】自由大学では、「日曜日のレトロ印刷工房」のキュレーターも務める石川ぽろりさん。「教えたい気持ちと学びたい気持ちをつなげられることが実感できて、それがすごく大きかった」と言います。もともと、伝えたい想いと伝わってほしい人を媒介する人になりたくて、ライターを目標にしていただけに、願っていた夢を別の形で実現することもできた人です。

石川ぽろりさんを見習って、自分ももっと正直に、素直に人生を歩んでいけたら気持ちいいだろうなぁ。

(取材・文: #新井優佑 /写真:フリユニピープル編集部)


 

FLY(フライ)は、自由大学の卒業生が登場するインタビューコーナー。自由大学に通い、新しく見つけた自分の姿。卒業して、踏み出した一歩は小さくても確かな手応えをもって、新しい日常の扉を押し広げます。卒業生&受講生が体験した、自分らしい転換期の話をお届けします。



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