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クリエイティブチーム日記vol.62 「答えのない話」増田早希子

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります

昨年から、とある本屋さんで行われているイベントに参加しています。どんなイベントかというと、こんなイベントです。


「日曜日の夜に、”大人”と呼ばれるカテゴリに所属している人々が、毎回1つのテーマに沿って討論し合うという、小さくても確かな集まりです。年齢も職業も関係なく、本来ならCAFEやBARなどで、誰かがふと発した一言から盛り上がるべき話題を、あえてわざわざ集まって、気恥ずかしさも楽しむぐらいが大人ってもんですよ的にやりましょう。自分のための、そして自分の世界のための塾みたい場所。」


テーマは毎回様々で、ある時は「これからのいい仕事って?」、ある時は「センスのいい人って?」またある時は「”頑張る”意味って?」などなど。

参加者は事前にそのテーマに対する質問にいくつか答え、当日はその回答をもとにみんなでざっくばらんに語り合います。テーマは決めてはいるものの、まったく違う場所に話が飛んだり脱線することもしばしば。そしてこの会の一番大きな特徴は「特に答えは出ないこと」。みんなで2,3時間も語り合うけど、特に答えらしきものも結論も出しません。

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以前は興味のあるテーマのある時だけ行っていたのですが、最近はどんなテーマの時も行くのが楽しみになっていました。

なんで楽しくなってきたんだろう?と思っていた時に、「答えのないことを考えて楽しめる人は幸せなんだよ」という言葉に出会いました。

私たちが受けてきた学校教育には常にテストがあって正解があって、その環境が当たり前すぎて人生にも正解があるんじゃないかとか、日常生活の中にも無意識のうちに答えらしきものを求めていたと思います。でも今は、答えの出ないことについて語り合うことがとにかく楽しい。たしかにその頃の自分と今の自分を比べると、自分のことも少しずつ好きになっているし、日常の中の小さな幸せを感じることも多くなっているなと思います。

気が付けば会社を辞めて1年。日々いろんなことに悩みながらも、そんなふとした言葉に自分の変化を感じる今日この頃です。



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