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クリエイティブチーム日記vol.57「WE WORK HERE 東京の新しい働き方 1/100」岡島悦代

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります。

クリエイティブチーム日記は、毎週火曜日に自由大学を運営しているクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。今週は、岡島悦代です。

クリエイティブチーム日記

中目黒の高級住宅街にある古マンション。周囲と不釣り合いなほど壁面に蔦が絡まり、異様な雰囲気を醸し出している建物でペンキ塗りを手伝ったのがみどり荘と縁のはじまりです。2012年の2月頃、寒風に耐えながら作業をしたのを覚えています。作業服や顔の至る所にペンキを付けていた小柴美保さんとの最初の出会いでもありました。ところどころ壁や床に穴が空いており、一階に住む風変わりな大家さんのトイレを覗き見出来そうで「本当にコワーキングスペースなんて出来るのか?」と半信半疑でした。

あれから4年、ついにみどり荘らしい働き方を紹介する本が完成しました。「WE WORK HERE 東京の新しい働き方100」の中に、僭越ながら私のことも紹介されています。 今、私がどんな働き方をしているのかは是非P78-79を読んで頂きたいのですが、そこに至った経緯を生まれた事から振り返ると親の影響があるかと思います。

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自由大学の垂直ルームに置いてありますので、是非手に取ってみて下さいね。みどり荘でも販売しています。

父はいわゆる“団塊の世代”というやつで、脱サラして喫茶店を始めるところから起業しました。今に置き換えると、会社を辞めてカフェを始める感じですね。ギターを片手に世界中を旅していた妹が情報提供をしていて、地方都市にしてはちょっとハイカラな店だったみたいです。事業を拡大しようとしたときに、調理師学校の副校長をしていた母を運良く見つけて結婚。そして、仕出し業を本格的にスタートさせました。

今を振り返れば、親が毎日試行錯誤を繰り返していたのを間近で見ていたので、知らず知らずのうちにいろいろな事を学んでいたのだなあ、と今さらながら気づきます。お金や人の悩みはいつまでたっても消えませんからね。幸い私は従業員の方達にも可愛がってもらっていたので、遊びながら人生勉強をしていました。私の物事に対して達観したような感じがあるのは、小さい頃からいろいろな大人に囲まれていたからかもしれません。今は自由大学を通じていろいろな経験をさせてもらっていますが、いつか起業して自分が良いと思う価値を発信して行きたいです。



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