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クリエイティブチーム日記vol.54「Uber makes me be Free! 働き方の選択肢」花村えみ

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります。

クリエイティブチーム日記は、毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。今週は、花村えみです。

今年もCreative Camp でポートランドへ来ています。プログラム自体は昨日から始まったばかり。受講メンバー全員で「世界で一番住みやすい」と言われているこの街を五感、六感まで使った?アンテナを張りながら街歩きをしています。

ここポートランドは1日かけて歩けば街の外観がわかってしまうサイズ。とはいえ乗り物で不便をすることが全くありません。交通手段の一つはUber。仕組みはおよそ乗り物のAirbnbバージョンというところでしょうか。

私はUberに乗るときは、必ず助手席に乗るようにしています。それは運転している地元の人とたくさん話しをしたいから。後部座席に座るとなぜか“お客さんマインドセット”になってしまう気がするのは私だけでしょうか。運転手には私の名前がすでにUberを呼んだ時点でわかっているので、「Are you Emi? Nice to meet you ! 」の挨拶から始まります。助手席に座るとグッと距離も近づくので、どこから来たの?ポートランドどうよ?おすすめのレストランはある?といったように会話が始まります。

少し場が温まりだすと、Uber運転手をどれくらいやっているのか?以前はどんな仕事をしていたのか?この仕事以外何をしているか?プライベートの質問をするようにしています。待っていました!というようにみんな自分の人生を語り始めてくれるのです。

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今回はポートランド入りをする前にロサンゼルスで3日滞在をしてきました。ロサンゼルスでも勿論Chat in Uber。半導体の会社でマネージャーとして働いてきたUberドライバー歴3ヶ月の男性は「自分も関わってきたスマートフォンのテクノロジーが(競争がタフだったし労働時間は長かったよ、と深いため息混じり)今は自分の働き方をFreeにしてくれている」と話してくれ、トルコから語学留学に来ている若者は「飲食店のアルバイトをするより数倍フレキシブルで刺激的」だと。

ロサンゼルスのUberドライバーはもともと大企業に働いていた人だったり、おのぼりさんが少し多めだったりするのが印象的でした。

固定給を持たない、社会保障を持たない、これらの働き方はジリ貧になっていくモデルなのではないか?という議論がされることもあるようです。そういう要素が全くないとは言えません。しかし彼らはもっと柔軟で、働き方の一つとしてUberドライバーをやる事を楽しんでいます。好きな車に乗って、気持ちのいいお客さんと一期一会の出会いをし、ときに人生を語りあう。この働き方を持つのは悪くはないと心から思うのです。

さぁポートランドではどんなUberドライバーと出会えるかしら!



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