ブログ

クリエイティブチーム日記vol.4「こどもを通してみる世界」和泉里佳

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが日々のできごとを綴ります

クリエイティブチーム日記

毎週火曜日にクリエイティブチームのメンバーが交代で書く日記。普段、講義募集文やレポートなど文章を書く機会は多いのですが、これからはもっとみんなとの距離を縮めたい!ということで、顔の見える文章を書いていくことになりました。クリエイティブチームはそれぞれの個性が響き合って、自由大学を運営しています。日々メンバーが感じたことや、考えていることが原動力になっているのです。 今週は、上海から帰国し自由大学に関わり出してもうすぐ6年(え、もう6年!?)になる和泉里佳です。

こどもを通してみる世界

最近はすっかり大相撲にハマっている和泉里佳です。一昨年の自由大学祭で力士ばりの大きなおなかの中にいた娘も、もう1歳3ヶ月になり歩くようになりました。ヒトという生きものは長い歴史の中で二足歩行を獲得した訳ですが、歩けるようになると本人はこれが面白くて仕方がない様子。四足歩行時よりも2倍くらいの高さの視野を手に入れ、手も自由になって何かを持ちながら移動することも容易になります。とにかく歩きたい。手を持ってもらえればいろんな所にいける、いろんなものが見える。だんだん慣れてくると、手を離して一人で歩きたい。走りたい。できるようになった!という達成感は、こんなにもエネルギッシュなのか。COMMUNE246の中も得意げに歩き回っては尻もちをつきまくっています。

izumi0519

こうやってこどもと歩いていると、あっちに寄ったり、こっちに寄ったり。小さな段差を永遠に上り下りしたり、マンホールの上(他の地面と模様や材質が違って特別な場所のようです)に座り込んだり、店先の得体の知れない箱の存在に気づき戦ったり、ご近所のおうちの庭や道端に咲いている花をじっと観察しておばさんにお花をもらったり。5分でいけるところを30分以上かけて歩いてみると、毎日通っている道も別世界。人の家の外壁や季節の雑草を、これまでにない解像度でみています。こどもが一緒だと知らない人とお話する機会も増えたりします。この間はフクロウの散歩をしている女の人が、東京におけるフクロウの食生活について教えてくれました。

いろんな人に話しかけるのがわりと好きな性格は親子似ているようですが、こどもの性格ってどうやって形成されていくのでしょう?生まれ持ったものと、後天的な環境でつくられるものの要素やバランスってどうなんですか?こどもフィルターを通していろいろな世界をみてみると、いろんな疑問が次から次へと湧いてきてとまりません。ご存知の方、よかったらこんど教えてください。

好奇心旺盛なこどもを見ていると、毎日が発見の連続で刺激も多く非日常の旅のよう。あまりにも毎日が旅のようなので、旅気分になっていたら前回上海で更新したパスポートの期限が切れてました。この夏はポートランドのクリエイティブキャンプに参加します、10年のパスポートを握りしめて。こどもは、直接的に、間接的に、いろいろなことを教えてくれますね。(和泉里佳)

来週は、学長の小酒ちひろさんですよ!



関連するブログ