・東西南北インドの代表レシピ紹介(メニューは当日のお楽しみです)
東:マスタードフィッシュカレー
西:ダール(豆のカレー)
南:ラッサム(サラサラのベジカレースープ)
北:バターチキンカレー
・調理実習
・試食
東西南北縦横無尽にインド文化を旅しながら、スパイス料理を極めよう
三蔵法師が目指した天竺。
ブッダが悟りを開いた国。
コロンブスをはじめたくさんの冒険家が目指した夢の国、スパイスの国。
世界で初めて大学が出来た国。
0を生んだ国。
不思議で魅力的な国。
なにかと引きつけられる国がインドなのかもしれない。。。
中級では、インドを東西南北にわけ、それぞれの地域の「食」を、その背景となる歴史、思想、医学などの文化も含めて、より深く探検して行きます。
東西南北の料理と共に、インドの音楽や哲学、アーユルヴェーダ、ガンジーの独立運動も飛び出します。多様切り口からインドを学び、それらが食文化に影響して来た過程を感じられたら、きっと、今まで以上に繊細にスパイスを味わえるようになり、あなたの作るインド料理には深みが増すことでしょう。
例えば、北インド料理ではバターチキンを作りますが、宮廷料理を通して、北インドの歴史を紐解きます。
北インド料理の発展は、ムガール帝国と共にありました。
ムガールの元々の語源はモンゴルといわれ、1500年代から1800年代中旬までインドに君臨した帝国です。帝国の王様に食べていただくために、リッチな食文化が発展しました。
同じ時代にイスラム文化が広まり、ペルシャ、トルコなどの影響からナッツや乳製品が普及します。
また、当時は大航海時代でもあり、アメリカ大陸原産の唐辛子、トマトなどがインドにも伝わり、現在のインド料理の礎となりました。
このような背景から生まれたのが、タンドリーチキン、コルマカレー、バターチキンカレーなどの北インド料理です。特筆したいスパイスミックスには、「ガラムマサラ」があります。
さらに、北インドの、イスラム建築を基礎とした町づくり:デリー、アグラ(タージマハル)などもみて行きましょう。
・・・こんな講義を受けながら、実際にバターチキンを作ります。想像するだけで、ワクワクしませんか?
東西南北の代表メニューとして、東のマスタードフィッシュ、西のダール、南のラッサム、北のバターチキンと、4種類のカレーの作り方やスパイスの扱い方のレクチャーを受け、みんなで一緒に調理します。使うスパイスは、数十種類。肉、魚、豆など様々なタンパク質の下処理から学べます。ワイワイ楽しく調理しましょう!
色々な味を楽しむ試食タイムと同時に、講義が始まります。
バラッツ教授がインドで撮ってきた沢山の写真を見たり、押入れからおじいちゃんおばあちゃんの遺品が飛び出したり、他では絶対に聞けないディープなインド話が満載です。
最後に、今日の講義を受けてみて、次回作りたくなったメニューや調べたいテーマを選んで、1日目は終了します。
次回講義までの2週間の期間は、作りたいカレーのレシピを調べたり、試作をしたり、興味あるテーマの調査をしたり、インドにどっぷり浸かって過ごすことになりそうです。一人で突き詰めて行くも良し、仲間同士で相談したり、一緒に食材の買い出しに行ったりも楽しいですね。
2日目(2コマ)は、全員で一つの東西南北スペシャルターリーを作ります。会場のアナン邸には、ありとあらゆるスパイスが揃っているので、ぜひレアなスパイスも使ってみましょう。
一人で作ってみるのにはハードルが高いドーサなどに挑戦してみるのもいいですね。
インド料理なら何でもあり!
憧れのメニュー、もっと美味しくできるようになりたいメニュー、何でもどんどん作ってしまいましょう。
ターリーを盛り付けたら、試食をしながらプレゼンタイムです。
お互いの調査結果をシェアする時間は、食文化を入り口に、東西南北という切り口でインドを色々な角度から眺められ、とても楽しく盛り上がります。
濃密な二週間で、東西南北のインドを学び、スペシャルターリーを作って食べるという、なかなかありえない豪華な体験を一緒に満喫してみませんか。
バラッツ教授のトークは、全て実体験。生々しくリアルなインドに触れられます。また、ご自身で調査したり、クラスメイトの話を聞いたりすることで、血の通った深い知識が身につき、受講後には、かなりのインド通・かつスパイスの達人に。オリジナルメニューのインド料理フルコースで、おもてなしが出来るようになっていることでしょう。
また、中級での学びをさらに発展させたい方たちと、スパイスに関わる情報発信や活動をしていきたいと考えています。末長く一緒にスパイスを楽しみましょう!
教授バラッツ:ずーーーーんっと深いインドの入り口へようこそ。
芳醇なスパイスの世界へようこそ。
きっと世界がもっともっと
キュレーター町田:中級では、受講するみなさんそれぞれの見たい、知りたいインドを探す旅になるような授業にしたいと思っています。ハードルが高く感じるかもしれませんが、ゆるりと楽しく学びましょう。
キュレーター勝川:皆さんと一緒に、インド、スパイスを探求するのが楽しみです。ゆるくて濃ゆーい学びが、お待ちしております。
(第2期募集開始日:2018年8月27日)
第1回
・東西南北インドの代表レシピ紹介(メニューは当日のお楽しみです)
東:マスタードフィッシュカレー
西:ダール(豆のカレー)
南:ラッサム(サラサラのベジカレースープ)
北:バターチキンカレー
・調理実習
・試食
第2回
・東西南北インドの料理と、歴史・文化の講義
・バラッツ教授の体験したインドの写真とお話
第3回
・東西南北のメニュー、テーマ選定
宿題:食文化とその背景について調査をしたり、次回ターリーに入れる、自分の作りたいメニューを考えます。
第4回
・今日作るメニュー紹介
・ターリーを調理・盛り付け
・試食
第5回
・東西南北の食文化とその背景についてプレゼン
・総括