講義レポート

世界で一番分からないのは「自分」!?ライフログを取る面白さ

「ライフログ道場」教授からのメッセージ

新講義『ライフログ道場』の教授佐藤伸吾さんとキュレーターの大野佳祐さんから講義開講に先立ちメッセージが届きました。まずは教授佐藤さんからのメッセージをどうぞ!


# あなたは「自分」のことを知っていますか?「ライフログ道場」に参加して自分を見つめ直そう

こんにちは!自由大学でアプリクリエイター道場 開発塾企画塾をやっている佐藤(@akio0911)です。

このたび、iPhoneを使って一緒に受講している仲間達とライフログを記録し、自分の生活の改善に役立てるライフログ道場という講義を開講することになりました。

今日は「ライフログ」についてお話しをしたいと思います。

## 世の中で一番分からないのは「自分」

僕は、世の中で一番分からないのは「自分」だと思っています。人間の記憶は曖昧です。大切な事でも、すぐに忘れてしまったりします。しかしそれはしょうがないことなのです。人間は多くのことを忘れてしまうからこそ、どんなに辛いこと・悲しいことがあっても、すぐに忘れて生きていけるのです。物事を忘れやすいのは、心を持つ人間にとって、生きていくために必要な仕組みなのです。

しかし現代社会において、大切な事・重要なことをすぐに忘れてしまうのは、やはり困ります。そこで役立つのが、最近たくさんの人が所有しているスマートなアイテム、スマートフォンです。「忘れずに記録をする」のは、それが得意なスマートフォンに任せてしまいましょう。

## スマートフォンは「いつでも持っている」のが利点

スマートフォンは常に持ち歩くアイテムです。そんなスマートフォンは自分のことを記録するのにピッタリな道具。そしていつでも持っているので、記録したデータをいつでも見返すことができます。

この「いつでも見返せる」というのがすごく重要です。自分の生活の記録である「ライフログ」は、記録するために記録するのではなく、見返すために記録するのですから。

## スマートフォンは、あなたの睡眠を見守ってくれる

たとえば、僕はiPhoneのアプリを使って、自分の睡眠について記録をしています。iPhoneをベッドの端っこに置いておくだけで、僕の寝返りなどの状況を見て、快眠度を記録してくれるのです。

下のグラフをごらんください。
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このグラフは僕の快眠度の推移を表しています。9月頃によく眠れていないようですね。思い返してみると、この頃は仕事がとても忙しく、朝から夜中までパソコンと向き合っていました。そのせいでぐっすりと眠れなかったのかもしれません。ライフログを記録しておくと、こんなことまで分かってしまうんです。しかも眠る時にベッドの上にiPhoneを置いておくだけです。

## 読書時間や勉強時間などの記録を取るとやる気も出てくる

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上のスクリーンショットは、僕が日々記録している仕事や学習に関する時間を種別毎に集計したものです。

勉強のために使った時間をこうして記録していくと、なんだか貯金をためているようで、「今月はこんなに頑張ったな。来月も同様に頑張ろう!」といった感じで、やる気が出てきます。

## 行った場所を記録しておくと、後で見返した時に楽しい

下のカレンダーは、僕が大阪に旅行に行った時の記録です。

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たとえば1年後とかに見返してみると「あの時はこんな店に行ったな」「あの時に行った店はこんな名前だったな」などと思い返して楽しむことができます。自分の生活を改善するためだけでなく、楽しむためにもライフログは活用できるのです。

## ライフログは自分の生活の改善に役立つし、見返して楽しむこともできる

というわけで、僕が日々記録して見返しているライフログについて少しばかり紹介してみました。

このたび開講するライフログ道場では、受講者全員でiPhoneを使って各自のライフログを記録していき、各々の生活の改善を目指していく講義となっています。

ただ1点注意事項が。

今回のライフログ道場は【iPhoneをお持ちの方】に限定します。なぜかというと、僕はiPhone以外のスマートフォンでライフログを記録する方法について詳しくないですし、iPhoneが大好きですし、Androidのことを愛せる気がまったくしないからです。

というわけで、ライフログを記録して生活を改善してみたいiPhoneユーザーの皆様、お申し込みお待ちしております!



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