講義レポート

ニュートリション- 朝ごはんの栄養学

「朝ごはん学」4期講義レポート

朝ごはん学」キュレーターの岡島です。桜が満開になり、いよいよ春本番。季節の変わり目に自分のライフスタイルをアップデートしたい、と考えている人は多いのではないでしょうか。「朝ごはん学」が開講して1年。これまで4期開催されました。教授のフルタヨウコさんのライフスタイルに刺激を受け、受講生1人1人が自分の中に眠っていたクリエイティビティが目覚めていく。そうして個性豊かな朝ごはんスタイルを確立され、卒業しても毎朝朝ごはんの写真がFacebookの「朝ごはん学」グループに投稿され続けています。

受講生が進歩しているなら、講義内容も新しい風を取り入れよう!ということで、4期から栄養士・食事カウンセラー・フードアナリストの笠井奈津子さんをお招きし、栄養面から朝ごはんについて考える時間を設けるようにしました。しかしその回に、私、岡島はインフルエンザとなりあえなく欠席…。「朝ごはん学」1期生の“朝ごはん王子”こと蒔野さんが軽妙なレポートを書いてくれました。

breakfast

ニュートリション- 朝ごはんの栄養学

私の好きな言葉のひとつに「栄養」というものがある。いいよなあ、栄養。リスクと栄養は積極的に取れ、が私の会社の社是である(うそです)。 そんな折り、この世の中に朝ごはんというものの存在を教えてくれた自由大学の人気講座、朝ごはん学からメールが届いた。 「管理栄養士にあなたの朝ごはんをチェックしてもらいませんか?」 してもらってきました。

たくさんの人に朝ごはんの楽しさを伝え続けている朝ごはん学。1年前講義を受けた朝ごはん学も今では第4期。その4期の講義に見学と称して呼んで頂いたのが今回だ。アフターサービスがすばらしい。ボーイだったらチップを奮発したいところだ。

講義が始まる前から「あの箸置き見つけてね・・・」などと4期生のみなさんが楽しそうに会話をしている。「大きくなって・・・」と物陰からハンカチを濡らして見守っていると教授のフルタヨウコさんが。

「キュレーターの岡島さんはインフルエンザで休みです。」

不穏である。

講義の前半はフルタさんによる朝ごはんを演出するお気に入りの器の話。クラフトに造詣が深く、さまざまな固有名詞が出てくるが日本に来たばかりの私にはよく分からない部分も多い。

4期のみなさんは「ああ、それこの前見ましたー」などとアンテナの高さが伺える様子。話に参加しつつノートにしゅしゅしゅとメモを取る姿にも、前向きな興味が感じられて健康的だなあと感心しきりであった。

講義の後半はいよいよゲストの管理栄養士、笠井奈津子さんによる栄養チェックである。 まずは簡単なワークショップで自身の栄養バランスをセルフチェックしていく。 まず縦軸に朝昼夜、横軸に主食(エネルギーとしての炭水化物)、主菜(からだの元のタンパク質)、副菜(潤滑油としてのミネラル・ビタミン)、汁物(水溶性ビタミン)という表を作り、埋めていく。 簡単な作業だが、さっそく皆の目から鱗が落ちていく。

「菓子パンは菓子、なので表には入りません!」

「果物類は、朝は副菜、昼夜は(糖分が多いので)欄外です!」

「ソーセージなどの加工肉、欄外です!」

「乳製品、欄外です!」

わたしなんにも食べてないことになるよ~などと会場は大騒ぎである。
ちなみにこの時点で私は主食に「スニッカーズ」と書いているがそれはどうでもよいことだ。ワークショップのねらいは「バランス」を意識すること。笠井さんは言う。

「どんな食品にも、いい面があります」

逆に言えばこれだけ食べていればいい、というそんな単純な話ではないということだ。 当たり前のことのようだが、テレビで栄養価を唱って紹介された食品が翌日スーパーからごっそりなくなる、ということが事実としてある。そして自戒を込めていうならば、私という個人はその大衆といつでも交換可能なのだ。

ワークショップでひとしきりショックを受けた後は、矢継ぎ早の質問タイム。 みなそれぞれ個人的なからだの悩みを交えつつ、総括すると

「私たちはいつケーキを食べていいのか?」

というところに収斂していくようで興味深いところ。女性にとって太る太らない大切なことなのだな。(やんわり食を体重の増減だけで捉えることの危うさも指摘して、私たちを我に帰してくれたが) ひとつひとつの質問に答える笠井さんのうれしいところは、その豊富な知識によるアドバイスに加えて「それはあなたの生活で実現可能ですか?」と聞いてくれるところだ。

あなたの生活にはカロチンが足りませんので、にんじんを1日20本!と言われたところできょうび武豊だってそんなににんじん食わないだろう。 騎乗、ならぬ机上にならないように厳しくも優しくアドバイスをしてくれる。そういう人のアドバイスはよく頭に入るものだ。

講師のおふたり、また機会を作っていただいた自由大学朝ごはん学、ありがとうございました。



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