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新時代のメディアとは?尺八学に失敗学も。

-6月のフリユニクラブレポート

こんにちは。自由大学運営チームの小酒です。明日はいよいよ月末恒例のレクチャープランニングコンテスト&フリユニクラブ。その前に先月の様子をお伝えします。


6月のレクチャープランニングコンテストで提案されたのは、「新メディア創造論」「尺八学」「失敗学」の3つの講義。「新メディア創造論」の提案者はラジオ放送作家でキュレーション学の卒業生でもある高橋宏文さんです。この講義では、ラジオというメディアに関わりながら、一方でいまのメディアのあり方に疑問をもつ高橋さんの、同じような思いを持つ同士を集めて新時代のメディアをつくってみたい、という考えから企画されたとのこと。この講義は、神社学の教授で雑誌エココロの編集長でもある中村真さんもメンバーに加わって、レクプラ後も着々と企画が練られているようです。

新時代のメディアとは?尺八学に失敗学も。

そして次は尺八学。メディアから尺八まで。バラエティに富んだ発表ができてしまうのがレクプラの面白さです。尺八学では尺八の演奏はもとより、尺八が日本文化や政治にどのような影響を与えてきたのか、音楽と共に時代性を追いかけていくのが特徴です。教授は大学でも尺八を学んでこられた、琴古流尺八演奏家の薮内洋介さん。キュレーターは清田直博さんです。「この講義で教養を身につけてほしい」発表の最後に聞いた薮内さんの演奏は圧巻でした。
新時代のメディアとは?尺八学に失敗学も。
最後は「失敗学」。何が成功で何が失敗なのかを問う講義。失敗を恐れて一歩を踏み出せなかったり、社会や会社の慣習、自分自身でつくったしがらみなどに縛られてしまっていないか。失敗した原因を探ったり、失敗から立ち上がった人に話を聞きながら、失敗という概念を塗り替えようという講義です。提案者はみどり荘の管理人、小柴美保さんでした。
コンテストの優勝は尺八学。こちらは講義化に向けて動き出しています。リリースが楽しみですね。
新時代のメディアとは?尺八学に失敗学も。
そしてレクチャープランニングコンテストの後はフリユニクラブ。今回は講義と同じタイトルの「ナリワイをつくる」という本をを東京書籍から出版されたばかりの伊藤洋志教授をゲストに招いて、本の内容やこれからの働き方について考えるトークイベントとなりました。最後には偶然集まっていた「自由に働く学部」の教授陣を交えてのトーク。社内起業学教授の望月暢彦さん未来の仕事教授の西村琢さんにも加わっていただきました。それぞれの講義のコンセプトは違えど、いろんな形で卒業生はアクションを起こしている様子。会場には社内起業学の卒業生もいて、卒業後自分が提案したプロジェクトが進み始めたという報告もされました。それぞれが自分の状況と照らし合わせたりしながらこれからの仕事について考えた1時間半となりました。

明日のフリユニクラブ
はアワ祭り。日本酒、日本ワイン、自家製ジンジャーエールなどをご用意してお待ちしています。



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