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第5回「First Wednesday」レポート(7月6日開催)

毎月第一水曜日開催 ワンテーマを探る誰でもウェルカムなイベント

ぞくぞくと集まる参加者で満杯の水平教室、すぐそばにはコーヒーの豆を挽く心地よい音とぱっと鼻に広がる香り、「どれにしよう」と楽しげな声はスコーンのポップアップSHOPから。足早に授業に向かう自由大学生も、偶然COMMUNE246に迷い込んだはじめましての方も、視線の先は思わず水平教室へ。人が集まるとなんだかわからないけどわくわくな空気感が漂う。

7月のFirst Wedenesdayのテーマは「ポートランドナイト」。自由大学やCOMMUNE246空間を象徴するような街、ポートランドの魅力を語ります。過去に参加したメンバーの緩やかな連帯感、いよいよ今年参加を決めたメンバーのざわめく気持ち、純粋に好奇心の赴くままに耳を傾ける参加者。いつも以上に様々な思いが入り乱れる水曜夜、今回はどんな世界観が広がるのでしょう。

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右からメディアサーフの竹田さん、自由大学「社内起業学」の望月さん、三代目学長の岡島さん。

多様性を享受するということ
ジェンダー、暮らし方の選択、起業すること、自然と経済都市の共存。一見すると二者択一になりがちだったり、「~であるべき」論で語られがちなキーワードが飛び出しましたが、ゲストの口からは明るく、「多様である」ことの楽しさ、それを受け入れるコミュニティの自由さが語られました。何か新しいことを始める時、多様であることが当たり前な社会であれば、スタート時点の選択肢も多いわけです。だれもが他人と違うやり方でことを始めるのが当たり前。料理でもてなすことが大好きなら、企画書を書いて大きなお金を借りるだけが道ではなく、小規模でもおいしいものを提供してファンを増やすことから始めたっていい。大都市・大企業で働くだけでなく、仕事の後に豊かな山川森に立ち寄って心をリセットするような、そんな毎日があってもいい。

インターンだからお給料はないけれど、フリーで食事やお酒を楽しみ、フリーランスに仕事に取り組む生活もありだ。人の目を気にすることなく、何が正解かも考える間もなく、誰かと自分の知恵を融合させながら「どうしたら高品質な日常を送る、クオリティ・オブ・ライフが実現できるか」考え続けるのはとっても気持ちいい状態なのかもしれません。多様であるということは杓子定規なルールもないということでそれは責任を伴うことでもあるけれど、だからこそポートランドでは誰もが知恵を絞って、情熱をもって、自分の欲求をかなえる楽しさを味わっているのではないだろうかと感じました。そんな生活に体も頭も預けて1日、1週間すごせばなるほど、参加者であるゲストの口調も明るく自由になるし、チャレンジすることを恐れないアクティブな雰囲気で満ちるはずです。

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会場に入りきれないほどの人たちが集まってくれました。

自由大学と通ずるもの
私にとってポートランドは未開の地、今回のキャンプ参加者でもないのですが、そんな未開の地や人の言葉でも、どこか親しみがあって、すんなり耳に入るのは「働く」と「学ぶ」と「生きる」が密接につながっている『自由大学』の精神ととても似ていて通じるものがあるからではないだろうか。楽しそうに様々な方向にトーク展開するゲストの掛け合いを耳にしながらふと思い、腑に落ちました。帰国後の思考の変化、生活の変化は各々あれど、キャンプ参加後に得た自由なポートランド精神で、「生きること」をどうやって楽しむか、どうやって欲求を実現させるか、参加した皆さんは非常に良いお顔をしていました。

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昨年の「Creative Camp in Portland」の参加者によるトークセッション。コーヒーを淹れたり、スコーンを販売してくれた人たちもいました。

それは自由に学び、選択し、卒業後も学びを活かし続ける自由大学生に通じるものがあります。ポートランドキャンプを人生の舵とりを変えるきっかけにしたい人、とにかく興味があるから参加したい人、なにかわからないけど惹かれてしょうがない人、誰もがもつ多様な思いを、きっとポートランドは全て受け止めて歓迎してくれるのだろうな、考えるだけでやはり訪れてみたい場所の一つになりました。高揚感溢れるまま7月のFirst Wedenesdayもひとまず終了。

 

次回8月はがらりと趣向変わり、「山を楽しまナイト」を開催します。自由に山を楽しみつくすスタイルをゆるく、でも熱く楽しく学びにきませんか?楽しい水曜夜のひと時を一緒に創りましょう。「日帰り登山ライフ」の教授、大内征さんが登場します!

(テキスト:Miyako 写真: Saori)



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