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自由大学祭2012 エリアレポート第一弾(エントランス編)

「自由大学祭2012〜Which Way? 信じた道を行け!」レポート

自由大学祭2012実行副委員長の岩井謙介です。12/9(日)に行なわれた自由大学祭2012「Which Way? 信じた道を行け!」。今年の会場は4つにまたがり、同時多発的に行なわれました。トークライブやBook Exchangeなどのメインコンテンツと、講義で作成したzineなど販売ブースをIID Galleryで。そして、自由大学の講義卒業生が1日だけ出展する『卒業生講義ブース』は、IID世田谷ものつくり学校のエントランススペース、118ライブラリー、そして普段の講義を行なっている207教室の3カ所に集結、自由大学祭を盛り上げてくれました。これから数週間にわたって、当日の自由大学祭2012「Which Way? 信じた道を行け!」をエリアごとにレポートしていきたいと思います!

卒業生による講義ブース エントランス
IID世田谷ものづくり学校のエントランスでは、『20年履ける靴に育てる』の卒業生による【靴を育てる場所】や、『新盆栽学』の卒業生による盆栽販売、『東北復興学』卒業生の写真展示など、自由大学祭の入口から魅力あるコンテンツが目白押しでした。

『20年履ける靴に育てる』【靴を育てる場所】

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【靴を育てる場所】は、『20年履ける靴に育てる』の卒業生による靴磨きブース。卒業生が講義で身につけた靴磨きのスキルを存分に発揮してくれました。
靴磨きの様子を見ていると、靴の中まで磨いている光景も。
「表側だけが綺麗になるのではもう一歩。靴磨きは靴の中から」と、靴磨きの思い入れが強い一面もうかがえました。
全5回で靴の磨き方をマスターできるこの講義。「講義前までは、ただ靴を綺麗にすれば良いと思っていた磨き方も、靴の箇所によって磨き方が異なることなど奥深さを知った。」という卒業生。
卒業生たちが講義で身につけたスキルを人のために役立てていた素敵な場所でした。

 

『新盆栽学』の卒業生による盆栽販売

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卒業生たちが授業で身につけたスキルを発揮していた場所は靴だけではありません。
『新盆栽学』の卒業生たちは、講義で身につけたスキルを使って、各々盆栽を作成し販売しました。その盆栽作成の作業は当日の朝早くから118ライブラリーのスペースで行なわれており、何もないところから作品を創り出すクリエイティブ×自然・植物の空気感が満ちていました。

自由大学祭

こちらの販売スペースで『新盆栽学』教授の塩津さんにお話をうかがいました。
―――なぜどんぐりに値段を書いているのですか?

―――普段から盆栽を販売するときは、どんぐりに値段を書いています。その理由はシンプルで、木の実が好きだからです。
もっと根本的なことでいうと、自然・植物と仲良くなりたくて、出来る部分は自然のモノだけで完結させたいんです。”ハガキ”も漢字で書くと”葉書”で、昔は葉に書いていたんです。自然と仲良くなることは原点に立ち返ることになる、そんな気がしてます。

植物や自然との関わり方を考えられる講義を受けた卒業生たち。彼らの作品が世界観を演出していました。

 

●『東北復興学』卒業生の写真展示
エントランスエリア3つ目は、『東北復興学』卒業生が東北で撮った写真展示。
この写真展示はただの展示ではなく、卒業生が撮影した写真の下に、写真と関連した東北へのメッセージが書かれていて、そんな写真を集めた展示でした。
3.11の東日本大震災からの復興の足跡を切り取った写真と前向きで力強いメッセージに、つい足を止めてしまった人も多かったのではないでしょうか。
自由大学祭
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