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東北と東京─震災から3年、わかったこと─

写真家 高橋宗正 × 東北復興学教授 大内征

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3.11以後、なにか東北のためにできることをしたいと思った別地域出身の方や、地元のためになにかしたいと思った東北出身者の方は多いと思います。この3年間、そうした方を中心にさまざまなプロジェクトが生まれ、うまくいったものもあれば、続かなかったものもありました。

本イベントは、3.11を機に、被災した写真を洗浄・複写し、持ち主に返すプロジェクト「思い出サルベージ」に参加し(約30万枚の写真を持ち主に返却)、新たに世界各地で写真展を行い復興支援金を募る「LOST&FOUND PROJECT」も立ち上げた写真家・高橋宗正さんと、東北出身者として自由大学で「東北復興学」や「キャンプin仙台」などを手がけ、地方と都市生活者をつなぐ活動をしている大内征さんが、拠点を東京におきながら3年以上継続して活動を行ってきた結果「わかったこと」をシェアするものです。また、二人をつなぐ本イベントは、出版道場教授の鈴木収春さんが企画しています。

キーワードは、プロジェクトを自分自身が「おもしろがる」こと。時間が経ったいまだからこそ、改めて震災と自分、地方と自分の関係を考えてみませんか? 東北や地方でやってみたいと思っているプロジェクトを実現するためのヒントも得られるはずです。

トークの後には、参加特典として、高橋宗正さんがミニワークショップで写真のコツを伝授(一眼レフでもiPhone等のスマホカメラでもOK)。休憩時間には写真集『津波、写真、それから』(赤々舎)の支援先である宮城県山元町の名産いちごを使用したジェラートも提供いたします。また、写真集『津波、写真、それから』の物販も行います。

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講師プロフィール
高橋宗正
1980年生まれ。 2002年、「キヤノン写真新世紀」優秀賞を写真ユニットSABAにて受賞。2008年、「littlemoreBCCKS第1回写真集公募展」リトルモア賞受賞。2010年、写真集『スカイフィッシュ』(赤々舎)刊行。2011年、「思い出サルベージ」副代表として津波に流された写真を洗浄、データ化し持ち主に返していく活動に参加。2012年、「LOST&FOUND PROJECT」を立ち上げ、国内外10ヶ所で展示をしながら宮城県山元町への寄付金を集める活動を開始。2013年、写真集『津波、写真、それから』(赤々舎)刊行。

大内征
宮城県仙台市出身。世田谷ものづくり学校内・自由大学で被災地域体験プロジェクト「キャンプin仙台」を立ち上げ、2011年7月より仙台荒浜地区でキャンプ・プログラムをスタート。また、「東北復興学」教授として東北各地のキーパーソンとトークセッションを重ね、“多様な東北との関わり方”を追求。他、同校の人気講義「東京・日帰り登山ライフ」、「アイデアスケッチ・デイズ」のキュレーターも務める。2013年よりローカライズプロダクション代表、低山トラベラー。「PEAKS」「ランドネ」等の登山雑誌寄稿や広報誌・ビジネス誌に連載を持つライターとしても活動中。

企画
鈴木収春
クラウドブックス株式会社代表取締役。1979年、東京生まれ。講談社客員編集者を経て、編集業の傍ら2009年より出版エージェント業を開始。須藤元気『今日が残りの人生最初の日』(講談社)、ドミニック・ローホー『シンプルリスト』(講談社)、タニタ&細川モモ『タニタとつくる美人の習慣』(講談社)等がヒット。

日程
2014年6月28日(土) 12:00~14:00

お申し込み
下記よりお申し込みください。
http://goo.gl/yd21AW

共催:世田谷ものづくり学校


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