海図を見ながら航海について考えよう
海図の見方を学びながら航海に必要な基礎知識について学びます。
また、講義に集まったメンバーのそれぞれの興味や思いを共有します。
帆船に乗ってまだ知らない個性とチームプレーを引き出そう
こんにちは。「みんなの航海術」教授、田中です。もしも一隻の帆船を1日自由に使うことができるとしたら、あなたはどんなことをしてみたいです か?
海賊になって秘密の宝物を探しに航海する。冒険家になって未知の土地に上陸する。マストのてっぺんにから遠い水平線を眺めたり、舵を握って波を乗り越えて進んだり。この講義を受ければそんなこともできる・・・かもしれません!? この講義は、帆船で航海する未知で特別な1日を体験し、その体験を心に刻み込む、そんな内容に していきたいと思っています。
帆船は不自由な乗り物です。風の強さや向きを常に意識しながら帆を調整していかないと行きたい方向に進むことはできません。風をはらんだ大きな帆はひとりの力では扱うことはできません。帆船を動かすために必要なことのほとんどは、クルーが力を合わせないとできないのです。
「セイルトレーニング」という1970年代のイギリスで生まれた、帆船を使った人材育成プログラ ムがあります。 帆船は不自由な乗り物だからこそ、その航海体験を通して人間的な成長が期待できるというもので す。 ぼくはこれまで20年ほど「セイルトレーニング」を行う帆船にスタッフとして関わってきました。
ひとりの力ではまともに動かすこともできない不自由な乗り物。仲間と共に航海するなかであなたは何と出会うのでしょうか?
「ワンピース」というマンガをご存知の人は多いと思いますが、あれに出でくる海賊団には様々な役割のクルーがいます。
船長を始めとして、航海士、船大工、船医、コック、剣士、音楽家、学者、狙撃手・・。
このメンバーを見て航海には必要のない役割も混じっていると思ったりしませんか?そんなことはありません。音楽家がいるおかげでそこから生まれる何かがあります。嘘つきがいるのならそこから新たな物語が始まるかもしれません。
お互いがお互いと向き合う。航海はそこから始まります。そして一度きりの航海を体験した後で、あなたの中に何が生まれるのでしょうか?
静岡県沼津市、富士山の麓に広がる内浦湾という静かな海がみなさんの航海の舞台になります。 使用するのは「Ami」という20人乗りの小さな帆船。2本のマストを持ち、長さは15mほどです。経験豊かな船長やクルーがみなさんの航海をサポートしてくれますので、これまで海に縁がなかった人でも安心して参加できます。クルーとして帆を張り舵を握って船を操り、現実の海に乗り出します。一緒に素敵な航海をしましょう。
(第3期募集開始日:2017年9月25日)
第1回
海図の見方を学びながら航海に必要な基礎知識について学びます。
また、講義に集まったメンバーのそれぞれの興味や思いを共有します。
第2回
帆船で航海するのに必要な知識、船の中でのルールを学びます。
航海の中でどんなことが起こるかのイメージを共有していきます。
第3回
いよいよ実際に海に乗り出します。
一日、楽しい航海を目指しましょう。
第4回
個人での定着を考える前に、全体で航海を振り返りりながらアウトプットしてみます。
航海で起こったことや感じたこと、海に出ることで起こった変化を共有します。
第5回
参加者それぞれに、航海の体験について発表していただきます。
表現方法は自由。
あなただけのやり方で体験を定着させてみましょう。