サウナをつくろう。サウナ愛が高じて「つくる側にまわってみたい」想いが芽生えた人もいるのではないでしょうか? 「サウナ愛好家」から「サウナビルダー(or になりたい人)」向けの実践講義です。建設中の小さなサウナの一部を仕上げて完成させるプロジェクトを通して、実践的にサウナづくりを学びます。
DIYのマイサウナから、新しい温浴施設、体験イベントプロデュースまで…。あなたの理想のサウナを創造するために必要な知識スキル経験、そして仲間を得ることができることでしょう。サウナ建築のプロたちから学び、一緒に電動工具を使いこなしサウナを仕上げる過程を通して、3ヶ月後にはサウナビルダーとしての自信が湧いてきます。
日本のサウナカルチャーに、つくり手として参画しよう
もともとサウナはフィンランド発祥といわれ、おおよそ2000年以上の歴史があります。フィンランドでは人口550万人に対して、なんと320万個のサウナがあるといわれています。2人に1個はサウナをもっている計算になり、それほどサウナが生活の一部として定着していることがわかります。
そんなフィンランド式サウナの伝統が、2020年、ユネスコ人類の無形文化遺産として登録されました。日本でいえば、日本人の心として誰もが愛している “和食” が無形文化遺産に登録されていますね。フィンランド人全員がサウナを愛していると言っても過言ではない。もしかしたら、そのうち日本もそうなるかも。そんな大きな可能性を秘めているのがサウナなのです。
教授がサウナ監修した「TAKIGAHARA SAUNA」(石川県小松市)
実際に近年、日本ではとても大きなサウナのムーブメントが生まれています。月に数件ずつと大小さまざまなサウナ施設が新規オープンしています。またサウナ施設だけでなくサウナイベントやサウナ飯、ファッション、アート、医療など多様なサウナのカタチが生まれてサウナ市場も活性化しています。
多くのサウナ施設が生まれるなかで、日本特有のサウナ文化も生まれつつあります。サウナーの意識やマナーも向上し、設備の質も洗練され続けていて、私たちサウナを愛する者としては喜ばしい状況です。このサウナを取り巻く状況を一過性のブームで終わらせるのではなく、新しいカルチャーとして今後定着していくためには、ともに学び続けないといけません。サウナの歴史や伝統を紐解きながら、なぜいま人気になってきているのか、最新の文化的な側面もキャッチアップし、共にサウナ文化を作り上げていきたいと考えています。
サウナのさまざまな効用に魅了され、通い詰めている愛好家たちの次のステージは何か。それは「つくり手」になることです。
例えば…
・自宅にサウナをDIY(自作)する
・イベントでサウナ体験をプロデュースする
・お客を呼べる本格的なサウナ施設をつくる
・サウナ関連メディアやグッズをつくる
既存の施設に通うだけでは飽きたらず、「自分でサウナをつくりたい」「サウナに関する商品やサービスをつくりたい」という想いが出てきた人もいるのでは? 音楽フェスなどの野外イベントではテントサウナがよく見られますし、自宅に小さなサウナを設置する人も増えています。そう、つくるハードルは確実に下がってきているのです。
教授が初めて自宅にDIYしたサウナ第1号。都内のマンションでも工夫次第だ
至高のサウナ体験を自由に発想する
「消費者から創造者へ」 これは自由大学で行っているすべての講義に共通するテーマです。このサウナ創造学で学ぶのは、つくり手に回るために必須となる知識と技術。これだけは知っておきたいサウナの歴史や伝統からはじまり、種類、仕組み、設置手続き、法律面、施設運営の設備、手作りサウナの実例、具体的な製作方法、集客、ブランディング、アイデアを実現まで導くデザイン思考… などをひと通り学びます。
サウナビルダーになるためには、あなたが建築士である必要もないし資格も必要ありませんが、使いこなせたらはかどる電動工具や技術はあります。実際に身体に馴染むまで、十分な時間をかけて体得しましょう。
フィールドワークとしては、都内の人気サウナに潜入したり、八丈島での施工合宿があります。普段なかなか見ることができない施設の裏側を、特別に視察、体験することができます。
基礎知識を習得しフィールドワークを重ね、集った私たちサウナー同志でディスカッションをする。講義全体を通していく中で、自分がどんな形で日本のサウナカルチャーに関わりたいのか、より具体的なイメージが見えてくるはずです。あったら良いな、こんなサウナ欲しいな。あなたの理想郷を自由に発想することから始めましょう。
サウナそのものが主役の会員制オフィスも人気(WAW大宮)
今期のサウナDIY実習、その舞台は「八丈島」に決定
なぜ、島なのか? その土地に根ざしたサウナづくりが深く学べるからです。今回の八丈島FWでは、ただのサウナ作りにとどまらず、その土地の風土や歴史を理解し、島ならではの環境に適したサウナの構造やデザインを体感で学びます。島の自然に包まれた中で、風や気温、湿度など、土地特有の要素がどのようにサウナに影響を与えるかを感じとりながら、学びのプロセスが進んでいきます。
都会では味わえない「島時間」の中で、その土地にぴったりサウナをみんなで完成させることで、深い学びが得られることでしょう。八丈島FWの詳細はこちらをご確認ください。
八丈島ならではの素材や文化を取り入れ、最高のサウナ施設をつくろう
教授、島田大輔さんからのメッセージ
建築士として、サウナの設計などを通して普段からサウナと向き合っている私も毎回、新しい発見があります。好きが高じて自宅にもサウナと水風呂をつくり毎日朝晩2回心と体をリセットしていますし、サウナ専門の設計事務所も立ち上げてしまいました。どうしたらさらなる至高のサウナ体験がつくれるか。自分にとってベストなサウナとはどんなものか。より素敵なサウナライフを、皆さんと一緒に探求していけるのを楽しみにしております。
サウナイデアで独自開発した「誰でも自作可能なミニマムなサウナ」はNHKでも取り上げられた
■サウナ創造学って、どんな講義?
■<実績紹介>理想のサウナづくりに邁進している卒業メンバー
講義をきっかけに、多くの卒業生がそれぞれ理想のサウナを作り上げています。「離島の大自然」「里山の古民家」「都内の自宅マンション」「まちの公共施設」… それぞれまったく違う条件下で、個性を発揮した、バラエティに富んだアプローチになります。みなさん、 オープンおめでとうございます。
・鹿又陸さん「JUURI SAUNA」(宮城・女川町)
・長谷川直幹さん「Earthing MIYAMA」(京都・美山町)
・龍頭聡さん「龍蒸庵」(東京・目黒区)
・丹菊龍也さん「KIKUTAN SAUNA」(宮城・南三陸町)
■過去に講義いただいたゲスト
・五箇 公貴さん(ドラマ『サ道』プロデューサー・経営者)
・塩谷 隆太さん(Sauna doctor /M.D/Ph.D、日本サウナ学会監事)
・ラウラ・コピロウさん(フィンランド大使館商務部 上席商務官)
・角屋 文隆さん(金春湯4代目/株式会社ユカル代表取締役)
・石橋 光孝さん(一級建築施工管理技士・サウナ・スパプロフェッショナル・DIYアドバイザー)
・se-ju Takayamaさん(サウナトレンド研究家/フィンランドサウナアンバサダー)順不同
トップの写真撮影:Shunzo Tanaka
(第3期募集開始日:2025年8月11日)