5年間、自由大学のしっかり担当として事務局長を経て、表参道の新校舎に引っ越しを決めた2014年10月から2015年5月まで、学長だった小酒ちひろさん。この度、縁あってニューヨークへ引っ越すことに。あれこれ飛び立つ前日にいろいろ聞いちゃいました。
Q：自由大学が表参道に引っ越しして、変化を感じる？
人の往来が池尻に比べて多くて、知らない人に毎日会ってるのが新鮮。以前は環境が廃校だったから、ちょっと守られた感じだったけれど、これからはもっと飛び出していかないとね。あと、コワーキングスペースのみどり荘があることも、良い刺激を受けているよね。
Q：自由大学があるCOMMUNE246ってどんな場所？
それ自体が一つの生命体みたいな街だよね。新しい感じもするけれど、昔の日本にあった感覚がある。ご近所づきあいが生まれやすい環境だし、そうすると自然と自分たちで居心地のよい環境をつくろう、って気持ちになる。
Q：COMMUNE246でどんな風に過ごしてる？
自由大学棟の水平ルームでクリエイティブチームでミーティングをして、ランチはバラッツさんのお店でカレーを食べて、午後の眠気覚ましにSHOZO COFFEEを飲む 、っていう流れかなあ。気軽にいろんな人が遊びに来てくれたり、知らない人に自由大学を聞かれることも多くなったと思う。
Q：ニューヨークでやってみたいことはある？
まずは初めての出産！海外にしばらく定住するのも初めてだし。初めて尽くしだから、その先は現時点で考えられない！決めない方がいろんなチャンスをつかめるような気がする。でも、きっとあっという間に過ぎてしまいそうだから、ちゃんと記録していきたいなあ。違う環境に行くと、自分の固定概念を発見できると思う。カルチャーショックを楽しみたい。
Q：学長を務めて変わったな、と実感することはある？
最初はあまり変化はないと思ったけれど、教授・キュレーターの方々に頼られることが増えた気がした。大切にしていたのは、クリエイティブチームの考えを伝えることと、意見を言ってもらいやすい環境をつくろうとしていたこと。いろんな人との接点が増えたから柔軟に、かつ芯はしっかりしなきゃ、って感じです。
Q：これから自由大学はどんな風になってほしい？
尖ったままでいてほしい！いろんな人が来るようになったけれど、反骨精神みたいなものは忘れないでほしいなあ。オルタネイティブで、主流とは違う価値を守っていってほしい。海外の方からも注目されているみたいだから、インターナショナルな講義をつくったり、私がニューヨーク校をつくっちゃうかも！
Q：岡島新学長へ一言お願いします。
好きなように暴れてください。
最後にみんなへメッセージをお願いします！
自分としては、出産や育児を楽しみたいし、3年後に違う視点で自由大学のことを見られるようにニューヨークで過ごしていきたいです。
小酒さん5年間、ほんとうにお疲れ様でした。池尻のIIDものづくり学校から、表参道の新校舎に引っ越すまでいろいろな事がありすぎて、全てがハイライト！そして、新メンバーがぞくぞく入ったクリエイティブチームと、岡島新学長をよろしくお願いします。
左から、岡島、小酒、和泉と愛娘のさらちゃん。
