穴学 (W)hol0logy 教授
1980年ソビエト連邦で生まれる。幼少期から東洋文化と精神的な活動に関心を持つ。大学進学を機にサンクト・ペテルブルグへ転居。経済大学で国際経理を専攻しながら、精神分析インスティチュートでフロイト/ラカンの理論を学び卒業する。禅、武士道、わびさびなど日本文化に興味を持ち、日本文化を理論ではなく、実践で理解するためレイキ、合気道の鍛錬を始める。(現在、合気道合気会二段)
2000年からサンクトペテルブルグにあるフロイトの夢の博物館と、ラカンの研究者のサークルの活動に関わり、講義や論文発表の活動を開始。
2003年に茨城大学/流通経済大学で「日本の広告心理的な特徴」をテーマに研究生として来日。
2005年より武蔵野美術大学修士、博士課程にて美術理論の研究を行い、2015年に精神分析と美術の関係を取り上げる論文で博士号を習得。
2009年、ENTOMORODIA curatorial net/workを設立。インデペンデントキュレーターとして国際的な企画に関わる。Frantic Galleryでは2008年よりキュレーター、2016年からディレクターとして日本のコンテンポラリーアーティストを国際的に発表する活動を行う。
現在、国際的な雑誌で論文発表を続け、「身心変容技法としてのテクノ」の研究を精神分析理論と精神的活動に基づいて学問的なレベルで行なっている。合気道に加えて、ヨーガと(ヴィパッサナ)瞑想を日常生活に加えて、書道、ネイティブアメリカンの浄化儀式スウェット・ロッジなど、さまざまな自己探求の鍛錬を続ける。将来、美術+武道/ヨーガ/瞑想+テクノを合わせた総合的な空間を設立することを目指している。