移住的尾道ライフ
地方暮らしってどうなの?都会暮らしに地方暮らし、島暮らし、2拠点、仕事のことや地元コミュニティとの関わり方、収入や生活コストも気になるところ。みんなの考える地方での暮らしってどんなもん?中も外も知る人だからこそのリアルなオモシロ・ローカル話をシェアします。
場所:尾道キャンパス
移住、2拠点、コミュニティや仕事づくりを考える旅
人情と文化が凝縮された箱庭的都市
駅を降りると、目の前には瀬戸内のおだやかな海が広がっている。背後を見れば、山腹を覆うように家々が軒を連ねている。海と山に囲まれた猫の額ほどの小さいエリアに、尾道の魅力はぎゅっと凝縮している。尾道は、古いけれど新しい。古い建物に新たな活用を見いだし、大事に守ろうとする心意気をそこかしこで感じる。そこに可能性と人々の情の厚さに魅了され移り住む方が増えている。尾道自由大学も町人々の温かく受け入れる人々、ふとした縁からスタートして3年が経ちました。移住や2拠点生活をしている人も多い尾道で、今年もまちをどっぷり楽しむ旅プログラムを企画しました。今回は地域のお祭りにも参加。普通の旅行ではたどり着けないディープ尾道へ。
仕事づくりとコミュニティを軸に移住や2拠点を考える
島で暮らしたい!でもいきなり移住はちょっと待った。仕事は?家は?つながりは?島といっても大小様々、田舎といっても千差万別、どこに住むかはどう選ぶ?
たくさんの人が移住してきている尾道。いろいろな人のケースを見ながら具体的に考えてみます。移住先を決めた理由の上位は「人」だという声もよく聞きます。どことなく懐かしく、ちょっと自由な空気が漂う商店街では歩いているだけで気軽に声をかけられ、そこから会話が始まることも少なくない毎日。このまちの魅力はなんと言っても「人」にあり。都市から島に移住した人、まちが好きで地元に戻ってきた人、2拠点で暮らす人、尾道が大好きすぎる地元の人、様々な人のリアルに触れながら、コミュニティのこと、そして仕事や働き方、暮らしについて考えてみましょう。もし尾道が気に入ったら、小さな仕事をつくってみるのもいいかもしれません。2拠点にぴったりなシェアオフィスもあったりします。これからの人生、どこでどう暮らしていくのか。自分らしくやっていくための思考と体験の旅、東京に戻ってからも繋がり続け、考え動き続けるための仕掛けをつくっていきます。
キュレーター尾道自由大学 古徳信一さんより
僕にとって尾道は、小さい時に祖父がよく連れて行ってくれた特別な場所です。地元の福山から電車に乗り、海や古き良き街並みが見えてくる車窓は、子どもながらに感動したのを今でも覚えています。ずっと変わらないアーケードがある商店街の風景、海岸から見える渡船が行き交う尾道水道、人と猫が触れ合う坂道、どれも好きな場所です。
しかし、社会人になり福山を離れ、帰省したときにも尾道にも立ち寄ることもなく、祖父との思い出の場所の存在をわすれていました。数年間大阪で暮らした後に地元へ戻り、少し経った頃、高校の同級生だった岡崎さんが、尾道自由大学のキュレーターをしていることを知りました。さっそく講義に参加し、久しぶりに尾道を訪れました。以前の尾道とは違い、観光客でにぎわう町になっていましたが、小さい頃に祖父に手を繋いで連れて行ってもらった景色は今でも残っており忘れかけていた大切なことを思い出させてくれました。そして、尾道自由大学に関わり始めてからは、町の人達の暖かさや正直に向き合ってくれる真っ直ぐさを知り、尾道という町の魅力に触れることができました。移住をして自分の好きなことを形にしようと行動されている方々に元気と勇気をもらえます。
(第3期募集開始日:2017年8月21日)
第1回
地方暮らしってどうなの?都会暮らしに地方暮らし、島暮らし、2拠点、仕事のことや地元コミュニティとの関わり方、収入や生活コストも気になるところ。みんなの考える地方での暮らしってどんなもん?中も外も知る人だからこそのリアルなオモシロ・ローカル話をシェアします。
場所:尾道キャンパス
第2回
「地元の交流、新たなコミュニティが生まれる場」として昔より日々の暮らしで身近なお寺。今と昔を知り、現在風のコミュニティが生まれている尾道の魅力について探っていきます。
ゲスト:天寧寺 住職 松岡さん
場所:天寧寺
第3回
尾道のまちにはいろいろなヒミツが隠れています。世界の商売人が堺に来るため、尾道の目の前の海をたくさんの外国船が通った時代、ここでは何が起こっていたのでしょう。商売、銀、造船、為替、人と情報の交差点。瀬戸内海からみた日本の歴史も面白い。今回は、尾道寅次郎さんのトラ散歩で尾道の街を案内していただき、超ディープな尾道へ誘っていただきましょう。
(夜は尾道の方々もお呼びして懇親会を行います)
ゲスト:尾道寅次郎さん
場所:尾道の街
第4回
烏須井八幡神社の例大祭に1日参加。尾道の人々にとって切っても切り離せないもの「祭り」。大人も子どもも、全員の血が沸き立つのがこの行事です。「人を受け入れるまち”尾道”。それに祭りを通して体感してもらえるのなら」と地元の方々のご協力のうえ、今回、特別に参加させていただきます。私たちも法被に着替えて、鉢巻を巻いたらみんな尾道人。尾道の「祭り」に全力で参加し、人々のまちへの愛情を体感します。
(希望者は祭り終了後の懇親会へ参加可能です。)
第5回
ディープ尾道体験を振り返りながら、移住や2拠点暮らしについて改めて考える時間。具体的な一歩がはじまるかもしれません。また、東京に住みながら尾道と関わり続けることも面白いかもしれません。それぞれの視点でお気に入りの写真を紹介しあいながら、これからの尾道や地方とのかかわり方を具体的に表現します。
場所:表参道 自由大学キャンパス