講義情報

ナリワイをつくる

ナリワイをつくる

人生を盗まれない生き方

自由に働く学部-circle自由に働く学部
ナリワイをつくる

講義について

人生を盗まれない生き方

この講義では、個人レベルではじめられて、自分の時間・健康とマネーの交換ではなく、やればやるほど「仲間」と「技」が育つ仕事をナリワイ(生業) と呼びます。これからの時代はナリワイは3つ以上持っていると面白いです。うまく組み合わせて頭と体をバランスよく使えると尚よいです。月3万円程度でも、年に一回30万円でもいいです。ということで、通いやすいように集中講義で3回です。ナリワイづくりの心得を二日間で一気にレクチャーしたあと一週間ほど自習期間を置き、最後の一日で新しく考案した手書きのチラシを完成させるまでを目指します。

濃くて一瞬で終わったという声もよく聞きます。ただし、効率的ではない講義です。盛り上がれば時間通り終わりません。修了後も参加者の企画次第で特別講義してもいいし、有志で勉強会続けている期もあります。特に長期の予定が読めない方には毎週ごとの講義よりも短期間でまとめて訓練ができてよいかと思います。今回は、思い切って昼間開催にしました。仕事の変わり目とか卒業後少し時間ができた方など少数精鋭のご参加お待ちしております。(伊藤洋志/2015年3月4日)

大正9年の国勢調査で国民から申告された職業は約3万5000種、現在の厚生労働省の「日本標準職業分類」によれば、いまや2167職種。わずか 80年程度前にははるかに多様な職業の種類があり、職の多様性も高かったわけですが、戦後に、株式会社日本は業種を絞り込むことで急成長しました。それが高度経済成長です。

21世紀初頭の現代、絞り込んだ産業は曲がり角を迎えました。コミュニケーション能力すら資本に還元され、仕事の多様性を失った私たちはどこへ行こうというのでしょうか。

ところで、私事で恐縮ですがわたくしは今年32歳になりました。残念なことですが、これまで知人友人の中で「うつ」になる人や過労で倒れる人が10人以上出てしまいました。その一方で、ゴミは増える一方。もう作るべきものなんてないのでは?と思うほどです。おかしいな?こんなに忙しいの、なんでだろう?と思わずにはいられません。

この矛盾の原因は専業化だと思います、1つの仕事だけをやらなければならない、という考え方だとどうしても競争が激しくなったり、一つでは生計を建てるのが難しい仕事を無理やり大きくしなければならず苦しくなってしまうのです。これらを解決する方向性は、これまでいくつか提唱されてきています。それは、私の師匠である藤村靖之氏が提唱する「月3万円の仕事を10個作る」であったり、宮本常一氏(「生業の歴史」など)が調査していたような複数の仕事を持つ農村の生活などでしょう。

たとえば、ドイツでも十数年前までは約1割の企業が雇用者の約90%を雇っていましたが、今では65%程度になっているそうです。その中で、ドイツの哲学者ハンス・イムラー氏(「経済学は自然をどうとらえてきたか」など)も、これからは新しい形の家族経営体(U2)こそが、グローバル化した社会において大きな可能性があるだろうと述べています。

すなわち、これからの仕事は、働くほど「仲間」が増えて、「生活」が充実し、心身ともに健康になる仕事でなければいけません。月50万円儲かる仕事のほうがよさそうですが、そういう仕事は熾烈な競争に巻き込まれます。グローバル社会で全世界を相手にした殴り合いの競争をして健康が実現できるのはかなりのバトルタイプ(戦闘型)です。

この講座は、殴り合いをしたくない人が、矛盾なく働く方法論を学ぶ講座です。恐竜ビジネスモデルから微生物ビジネスモデルへの転換を図ろうというものです。起業と言うと、大きな仕掛けやシステムが必要になってきます。そうではなくて、具体的なナリワイのタネを見つけ、1つ1つ機能させていくことを目指します。

また、無駄な支出を抑え、適量を把握すること重要です。といってもただの節約術ではさびしいものがあります、支出も減るうえに、より充実した生活ができるような方法についても学びます。トレードオフなんてけちくさい。

この講義ではナリワイつくることを目標に、みなさんと一緒に行っていきたいと思っています。講師である伊藤は育成中を含めると自分のナリワイを6つつくりました、それ以上はこれから皆さんと一緒に作っていければと思っています。

※1 講師がパッケージ化された知識を提供するタイプの講義ではありません。ベースはありますが、あえて半分は行き当たりばったり要素を含んだものになります。

※2 この講座は永続的に行われるものではありません、今回で終わるかもしれません。

【ナリワイ組合コース】

すべて自分で考えなくてもよいです。これまで、伊藤が試行錯誤して形を作ってきた「武者修行ツアー」「暮らし方デザインスクール」「木造校舎ウェディング」「遊撃的農家」をやりたい、という方は、たとえば新しい場所での武者修行ツアーを組み立てていくという選択肢もあります。
※すでにタイ武者修行ツアーは実施。

【参考】頭をやわらかくするため仮想ナリワイの例

ミッキーハンターネコ110番
都会は実はネズミの巣窟である。飲食店、古い民家、アパートなどネズミの被害に悩まされるところは実は多い。学習効果の高いネズミたちには、いかなるワナも一ヶ月5万円もする業者の対応も焼け石に水。そんな人に朗報。ネコを3日も飼えばネズミは出てこなくなります。ぱったりと。そうはいっても、動物を飼うのも一苦労。ところが、屈指のネコを派遣してくれるところがあるのです。ネコを屋根裏に放ち、3日ほど居候させればもうネズミはでません。それがミッキーハンターネコ110番(c)です。もし半年以内に再発した場合は、無償対応いたします。料金は3万円です。もう、机の上にお菓子を置いておいても大丈夫です。

(第13期募集開始日:2015年3月9日)


講義計画

第1回

予言をしてみる

ちなみに今から5年前の2010年は菅直人内閣が発足し、Twitterが一般化してiPhone4が発表された頃です。スマートフォンはデジタル機器好き以外にも浸透しはじめていました。2015年の今年は既にスマートフォンは一般化しつつあり、海外からの観光客が過去最高になりそうな勢いです。はたして2020年は何がおきているのか予言してみましょう。

第2回

人生における支出を大幅カットする

どんなに稼いでも使い方が悪いと一気に吹っ飛びます。よもや人口減少に入ったこの日本でハウスメーカーで家を建てようなどという人はいないと思いますが、現代社会の支出のベスト5、住、食、教育、交通、エネルギーについて考えます。講師の伊藤は、住宅費を激減させるために古い一軒家を安く借りて改装して住めるようにする活動もやっております。物々交換についても学びます。この日には、参加者同士で物々交換にチャレンジしてみましょう。

第3回

ナリワイづくりの方法論

支出カットについて学ぶことで、世の中の無駄が見えてきていると思います、つまりナリワイを見つける眼が養われていることになります。そこで、ナリワイを作り出す方法論についてレクチャーし、各自に考えてもらいます。

第4回

実際にナリワイを始めてみる 主に販売方法

理論なき行動は死、行動なき理論は無。現代社会のワナは「十分に準備できてからはじめよう」です。予備知識を詰め込みすぎると身動きが取れなくなります、致命傷を負わない範囲を設定してテストをしてみましょう。最初の相手は友達でもかまいません。 また、ウェブにて販売告知することを想定しテキストにてお客さんとコミュニケーションをとる際の重要な原則についてレクチャーします。(三原則・嘘をつかない・順番を守る・こっちも選ぶ)※この時点で具体的なナリワイ候補があれば、それについてテスト方法を考えます。

第5回

『   』

5回目の講義については白紙にしておきます。ゲスト講師の候補も何人か考えていたのですが、このようなプロジェクト型講義なのであえて空白にしておきます。たとえば、「こういう方をゲスト講師を呼んでほしい」というのを考えるところも講座の一部としてもいいと判断しております。第4回目までに出てきているナリワイのタネについて参加者で詰めていく、というのも有意義と思います。


スケジュール

講義名
ナリワイをつくる
日程

第1回:4月 7日(火)10:30-12:00

第2回:4月 7日(火)13:00-14:30

第3回:4月 8日(水)10:30-12:00

第4回:4月 8日(水)13:00-14:30

第5回:4月15日(水)10:30-12:00

定員
11名(事前選考あり)
申込締切日
定員につきキャンセル待ちです
授業料
28,000円(税込)
キャンパス

表参道 COMMUNE 246キャンパス

持ち物、その他注意事項
この講義には事前選考があります。選考は申込フォームに書いていただいた内容で行います。結果は追って全員にお知らせいたします。

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